出産祝いに贈りたいプレゼントとは? 赤ちゃんではなく敢えて「ママ向け」ギフトを贈ろう|母親の心に寄り添うオススメの絵本7選
赤ちゃんを迎えるまでの嬉しい気持ちを描いた絵本で、思わずほっこり
まず、妊娠中の母親の気持ちについて描いた2冊がこちらです。
①『みんなであなたをまっていた』
作: ジリアン・シールズ 絵: アンナ・カリー 訳: 松井るり子 出版社: ほるぷ出版
2011年04月出版の比較的新しい絵本。ウサギの家族に赤ちゃんが生まれる物語が、色彩豊かな絵と優しい言葉で語られています。
「赤ちゃんが生まれる嬉しさ」という根源的な感情に焦点を当てており、親子の愛情を静かに温かく伝えてくれる内容。田舎の緑豊かな風景の絵柄を見ているだけでも癒されます。
2・3歳からわかる平易な文章なので、是非家族皆で読んでほしい1冊です。
②『たいせつな あなたへ あなたが うまれるまでの こと』
作・絵: サンドラ・ポワロ=シェリフ 訳: おーなり由子 出版社: 講談社
お腹の中に赤ちゃんがいる感覚はとても不思議です。今まで1人で生きてきたのに、いつの間にか新たな命が芽生え、自分のお腹の中で動いているのですから。
つわりが辛い場合もありますし、平時とは違う出来事・現象に戸惑う人も多いでしょう。なかなか幸せ一色という訳にはいきませんが、この絵本は「赤ちゃんを授かったありがたさ」や「誕生を待ち望む気持ち」を思い起こさせてくれます。
動物たちの素朴な挿絵もオシャレ。赤ちゃんを迎えた夫婦が、子の誕生という幸せを分かち合うのに最適な絵本です。
「子どもが大きくなったらどんな会話ができるかな?」笑顔になれる絵本たち
子どもが乳児の頃、親はケアに手いっぱいで余裕がない生活を送ることが多いもの。
しかし数年経てば幼児となって、親子でやり取りができるようになります。
「一体うちの子はどんな話をするのかな?」「何に興味を持つんだろう?」と、将来が楽しみになる3作をご紹介します。
③『だいすき ぎゅっ ぎゅっ』
文:フィリス・ゲイシャイトー、ミム・グリーン 絵: デイヴィッド・ウォーカー 訳: 福本 友美子 出版社: 岩崎書店
ウサギ親子のとある1日が語られます。可愛らしい絵と文章に、キュンとさせられること間違いなし!
とてもシンプルな構成なので1・2歳頃から親しむことができ、子どもが1日の流れを理解する助けにもなるでしょう。
幼児になった我が子とどんな風に過ごせるだろう……と、成長が待ち遠しくなる1冊です。
④『ロンパーちゃんとふうせん』
作・絵: 酒井 駒子 出版社: 白泉社
濃いピンクの表紙が印象的なこの絵本は、酒井 駒子(さかい こまこ)さんの作品。
特に『よるくま』が有名ですが『ビロードのうさぎ』『くまとやまねこ』『こりゃ まてまて』の挿絵も担当しており、味わい深い絵に定評があります。本作でも才能が発揮されており、子どものリアルな動きや素朴な可愛さがよく伝わってきます。
大人とは違う時間軸で生きる子ども達の発想の豊かさに、驚かされるかもしれません。
⑤『どんなに きみがすきだか あててごらん』
作: サム・マクブラットニィ 絵: アニタ・ジェラーム 訳: 小川 仁央 出版社: 評論社
人気のある本でシリーズ化されているので、ご存じの方も多いかもしれません。53か国語に翻訳され、全世界で2800万部を超えるベストセラーです。
タイトルからして、なんとも微笑ましく可愛いフレーズ。チビウサギとデカウサギが、自分の愛情の大きさを比べ合う内容となっています。
実はどこにも親子とは書いておらず、友達同士でも恋人同士でも成り立つようなお話なのが特徴。出産祝いでなくても幅広い場面で贈れる、汎用性の高い絵本です。
ウルっと来る感動系絵本|弱気になった時にも勇気づけてくれる良書
最後にご紹介するのは、涙を誘う絵本です。
新米ママは日々の苦労も多く、不安を感じたり落ち込んだりすることも。そんな時に心の支えとなるような、感動させられる2冊です。
⑥『いつか あなたが おおきくなったら』
著者: エミリー・ウィンフィールド・マーティン 訳: なかがわ ちひろ 出版社: サンマーク出版
2015年にアメリカで発売されて口コミ人気が広がり、子育て中の親の間で話題となった絵本が日本語訳されました。
『おたすけこびと』シリーズでも知られる、なかがわ ちひろさんの訳はとても綺麗な文体。オシャレな色合いとメルヘンな雰囲気の絵も重なり、子供の将来に思いを巡らす時間を持てることでしょう。
先が見えない毎日でも「その先」を信じたくなる、普遍的なメッセージが込められています。
⑦『あかちゃんがわらうから』
作: おーなり 由子 出版社: ブロンズ新社
出産して生物学的に母となっても、いきなり母親らしくなれる訳ではありません。うまくいかない出来事に直面し、自信をなくしてしまう瞬間もあるでしょう。
そんな時に勇気づけてくれるのがこの作品。母親の共感を誘う、どこまでも優しい内容となっています。水彩の絵も柔らかく、自然と心が温まります。心身ともに疲れている産後にこそオススメです。
いかがでしょうか? 出産祝いにもらって嬉しい絵本7冊をご紹介しました。
どれもとても良い絵本で、なかなか選べないですよね。そんな時にはtamaponGiftを利用してみてはいかがでしょうか? 上記7冊は全て『子育て中のママ達が選んだ出産祝い ~母になったあなたに贈りたい絵本ギフト~』の中に入っています。
ただ単に選んで贈るだけではなく「どれが当たるかな」というドキドキワクワクの瞬間をプレゼントすることで、相手にも自分にも嬉しい驚きが待っているはずです。
引用・参考文献
『あかちゃんがわらうから』
『いつか あなたが おおきくなったら』
『だいすき ぎゅっ ぎゅっ』
『たいせつな あなたへ あなたが うまれるまでの こと』
『どんなに きみがすきだか あててごらん』
『みんなであなたをまっていた』
『ロンパーちゃんとふうせん』
どんなにきみがすきだかあててごらん
いつか あなたが おおきくなったら