2022/05/22
新規事業開発日記
【サービスインまで残り5日】たまぽんギフトが解決を目指す社会課題
サービスインまで残り5日となりました。
ギリギリのところで想定外の問題が出てきて、それを各担当が各戦線において、どうにかこうにかクリアしようと必死に戦っております。
今日はサービスの根幹に関わるとても真面目な話をしたいと思います。
新しいサービスには解決すべき社会課題があるべきです。
たまぽんギフト(https://tamapongift.com/)も例外ではありません。
ざっとお話しただけでは、理解されないケースが多いのですが、
たまぽんギフトが解決を目指す社会課題や産業課題はたくさんあります(この複雑性が新規事業として、NGで絶対に成功しないと言われる方も何人もいました。)。
そして、それらの社会課題・産業課題は、私(山田)が18歳で大学入学と共に上京して以来、体験したり見聞きして感じた社会課題・産業課題のかなりの部分を解決することを目指しているサービスとなります。
すなわち、たまぽんギフトの事業というのは、
・構想20年
・具体的な計画策定4年
・開発9カ月
で世の中に出るサービスとなります。
ここでたまぽんギフトが解決すべき社会課題を整理してみます。
現在、事業提携している方も合わせると合計100人くらいの方に本事業は関わっていただいていますが、
全容を理解されている方は数少ないと思います。
<ユーザーの課題>
カタログギフトをはじめとする、
本来であればコミュニケーションを促進するはずだったギフト体験が陳腐化し、つまらないものになっています。
たまぽんギフトは、もっとコミュニケーションを促進する新しいギフト体験を「贈る側」にも、「贈られる側」にも提供します。
<商品サプライヤーの課題>
現在のインターネットのEC事業は、1強他弱の世界観にどうしてもなってしまいます。
検索エンジンの仕組み上、一度、売れて有名になったブランド・商品のみが検索で上位表示されるため、それらの商品がより一層、売れ続ける世の中であり、ネットの普及前の世の中と比較して弱肉強食という側面を強めていっております。
強さがネットマーケティングの上手さや広告パワーに拠って左右されるため、資本市場のいうところの公平な競争というのはやはりどこまでいっても実現しません。
たまぽんギフトはガチャというランダム要素を一部取り入れて、販売数量に一定の公平性を担保しようという試みでもあります。
多様性が担保される世の中は文化的により良い状態である
という思想に拠って、頑張っていいものをつくっているが、商品的にまだまだ世の中的に有名でない商品やメーカー様が、ネットマーケが単独で上手にできなくともユーザーに知っていただく機会をつくり、一定の販売数量を確保できる新しい販路を提供します。
<マスメディアの課題>
テレビ等、マスメディアは放送設備等、非常に大きな設備投資が必要とされる産業であり、また免許事業であり新規参入が難しい事業であることから競争が抑制されてきました。
結果、売上の質の面でもコスト構造の面でも、大きな広告クライアントの大きな仕事が売上の源泉となり、結局、日本経済の大きな割合を占める中小企業の広告市場(あえて、日本の広告市場のBOPと呼びます)へは全くリーチできなかったわけです。
ここに今回のような事業の連携スキームを使うとリーチして広告費を回収している仕組みが出来上がります。
<行政等公的機関の課題>
人口減少が著しい田舎においては、多くの自治体で、すでに民間のみで成長(もしくは現状維持、健全な縮小さえも)が難しくなってきています。
とすれば、行政が音頭をとって、地域の産業を担っていかねばなりません。
しかし産業を興す、というのは現代社会においては非常に難しい。
人口減少、モノが足りている、海外との競争などなど、、、
商品を売るためには大きく分けると
・商品・サービスの開発
・プロモーション、販路開発
といった2点を高度にやりきる必要があると思いますが、
両方とも同時にやり切ることは並大抵のことではなく、特に販路の中で重視されるのが参入が容易なネット販路だと思います。
また公平性という側面から一事業者のみを応援することが難しいのが行政のポジションでしょう。
ガチャというロジックで一定の公平性を担保することにより、地域内の事業者に一定の公平性を担保させた上で商品の販売販路をつくることができるようになります。
また商品をつくる過程においては、地域の魅力を再発見・再定義しシティプロモーションに貢献できる文脈もあります。
以上、ざっと書いてしまいましたが、
どこかのキーワードで興味をお持ちの方がいらっしゃったら、詳しく語らせていただきます。
どうぞお気軽にお声がけください。
ひかりてらす代表 兼 たまぽんギフト起案者
山田
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