2022/10/25
ゆかりのある有名人
静岡県出身の漫画家6名を一挙紹介!それぞれの有名作品は?
日本列島の中心にある駿河湾をぐるっと囲む静岡県。富士山を誇る自然豊かな街。
実は、静岡県は有名漫画家を多く輩出しています。
今回は、誰もが1度は見たことのあるテレビアニメの原作者や若者を中心に人気のある漫画家など、
活躍する静岡県出身の漫画家6名をご紹介します。
さくらももこ|静岡県清水市(現・静岡市清水区)|ちびまる子ちゃん
【プロフィール】
本名 非公開
生年月日 1965年(昭和40年)5月8日
職業 漫画家・エッセイスト・作詞家
『ちびまる子ちゃん』をはじめ、エッセイや作詞、脚本などさまざま分野で活躍しました。
受賞作品やミリオンセラーも多く、静岡県を代表する著名人です。
独特の視点と語り口が人気で、ユーモアあふれる作品を多く残されました。
2018年乳がんのため53歳の若さで死去。
その後スタッフ・キャストが引き継ぎ、現在も『ちびまる子ちゃん』は健在です。
~経歴~
1984年 『教えてやるんだありがたく思え!』漫画家デビュー
1986年 りぼん『ちびまる子ちゃん』連載開始
1989年 第13回講談社漫画賞少女部門受賞
1990年 『ちびまる子ちゃん』テレビアニメ化
第32回日本レコード大賞受賞『おどるポンポコリン』作詞
1991年 初エッセイ『もものかんづめ』発表
1992年 第27回新風賞受賞 『さるのこしかけ』
1999年 『ちびまる子ちゃんランド』オープン
2018年 静岡市初の『静岡市市民栄誉賞』受賞
【作品紹介】
・ちびまる子ちゃん
主人公さくらももこの何気ない日常をおもしろく楽しく描き、誰もが共感できるストーリーにクスっと笑える作品。
作者の地元、静岡県清水市(現静岡市清水区)が舞台。
ももこは、作者自身の少女時代がモデルとなっています。
1986年 りぼん(集英社)連載スタートし2021年に原作35周年。
1990年 テレビアニメ化され国民的人気番組となり、現在第2期放映中。
累計発行部数は3250万部を超えています。(2021年11月時点)
~ストーリー~
小学校3年生のさくらももこ、あだ名は「まる子」。
両親と姉、祖父母と暮らすどこにでもいる普通の女の子。
まる子はマイペースでお調子者。楽しく生きることを考えている怠け者のため、家ではいつも怒られてばかりいる。
学校では、親友のたまちゃんやお金持ちの花輪くん、学級委員の丸尾くんなどの
個性豊かなクラスメイトと元気に過ごしている。
家や学校での日常をほのぼの描いていく。
・もものかんづめ
さくらももこの短大時代、OL時代の日常体験を綴った初エッセイ。
思わず声が出てしまう笑えるエッセイとなっている。
ちびまる子ちゃんの世界観を感じることができます。
初期3部作『もものかんづめ』『たいのおかしら』『さるのこしかけ』いずれもミリオンセラーを記録しています。
【ちびまる子ちゃんランド】
日本で唯一のちびまる子ちゃんミュージアム。
さくらももこの地元、静岡県清水区にあるエスパルスドリームプラザ3Fに常設。
さくら家や学校、公園などいろいろな場面を再現しています。
資料館やシアタールームがあり、大人から子どもまで楽しむことができますよ。
https://chibimarukochan-land.com/
さくらプロダクションポータルサイト:https://sakuraproduction.jp/
あfろ|静岡県浜松市|ゆるキャン△
【プロフィール】
本名、性別、年齢 非公開
職業 漫画家
静岡県浜松市で30年以上暮らし、現在は甲府在住。
あfろは「あふろ」と読みます。
人気作品「ゆるキャン△」は累計発行部数600万部突破しました。(21年5月時点)
~経歴~
2011年 『月曜日の空飛ぶオレンジ』で漫画家デビュー
2015年 『ゆるキャン△』連載開始
2017年 『mono』連載開始
2018年 『ゆるキャン△』テレビアニメ化
2021年 『ゆるキャン△SEASON2』放送
2022年 『ゆるキャン△』劇場公開決定
【作品紹介】
・ゆるキャン△
山梨県・静岡県・長野県を舞台に、女子高校生たちがキャンプをしたり日常生活を楽しんだりする姿を
ゆるやかな雰囲気で描いた人気漫画。
作者自身のアウトドア経験や取材をもとに、キャンプノウハウが作品に織り込まれています。
本格的なキャンプ描写、風景や食べ物の正確な描写が特徴です。
気ままなソロキャンプとにぎやかな大人数キャンプ両方の魅力を描いています。
タイトルロゴ「△」はテントのピクトグラム。
~ストーリー~
主人公は女子高生、志摩リンと各務原なでしこ。
オフシーズンにソロキャンプをするのが趣味のリン。11月の本栖湖でソロキャンプをしていた。
そこで静岡県から山梨県へ引っ越したばかりのなでしこと出会う。
なでしこは富士山を見るために自転車で本栖湖へ来て遭難しかけていた。そんな2人の出会いから物語が始まる。
リンとの出会いでキャンプに興味を持ったなでしこは、高校の野外サークル(通称野クル)に入部。
野クルのメンバーたちとともに、ゆるくキャンプを楽しみ夢中になっていく。
公式サイト:https://yurucamp.jp/
ゆるキャン△に登場する静岡県内のモデル地やキャンプ地紹介サイト:https://yurucamp-shizuoka.com/
(実際の名称や所在地、写真、アニメのシーンなどが掲載されています)
・mono
山梨県甲府市を舞台に、シネフォト研究部(写真部+映画研究部)の女子高校生の活動を描く4コマ漫画です。
~ストーリー~
主人公は甲府市の女子高校生、雨宮さつき。
写真部の先輩に憧れ入部するも、先輩の卒業で目的を失ってしまう。
しかし親友の霧山アンに励まされ2人で活動していく。
ネットオークションで購入したカメラが届かず、直接取りに行って出会った売主の漫画家・秋山春乃と仲良くなる。
モデルになってほしいと春乃に頼まれた2人は、映画研究部の敷島桜子を加えたシネフォト研究部として、漫画のネタになりそうなところへと旅をする。
臼井儀人|静岡県静岡市|クレヨンしんちゃん
【プロフィール】
本名 臼井儀人(うすい よしと)
生年月日 1958年(昭和33年)4月21日
職業 漫画家 作詞家
代表作『クレヨンしんちゃん』は社会現象・大ブームとなった国民的作品です。
コミックスと国内外の関連書籍を合わせた全世界累計発行部数は約1億4800万部を記録。(2015年5月時点)
2009年9月11日、群馬の山中の崖から滑落し亡くなりました。(享年51歳)
『クレヨンしんちゃん』はスタッフに引き継がれ現在も放送中で、
毎年公開される劇場版は大人からも「泣ける!」と人気です。
コミックは連載31年を迎えました!(2021年時点)
~経歴~
1979年 漫画家デビュー
1990年 『クレヨンしんちゃん』連載
1992年 『クレヨンしんちゃん』テレビアニメ化
1993年 『クレヨンしんちゃん』劇場映画公開
【作品紹介】
・クレヨンしんちゃん
生意気でいたずら好きな主人公・野原しんのすけと家族、幼稚園の友達との日常や騒動を描く作品。
舞台は埼玉県春日部市。
しんのすけの持ちネタ「ゾウさん」「ケツだけ星人」などのギャグは子どもたちの間で大ブームとなりました。
掲載当初は大人向け雑誌だったこともありブラックネタが多かったですが、
アニメ化され子どもたちに人気が出てからはソフトな表現になりました。
現在はファミリー路線へとシフトされています。
~ストーリー~
好奇心旺盛な5才児の野原しんのすけ。特徴は坊主頭と太い眉毛。
両親と妹、愛犬シロと暮らす。
家でも幼稚園でも騒動の中心で、周りの大人達がいつも振り回されている。
幼稚園では友人5人と「かすかべ防衛隊」を結成し遊んでいる。
クレヨンしんちゃんポータルサイト:https://www.shinchan-app.jp/
大島司|静岡県掛川市|シュート
【プロフィール】
本名 大島司(おおしま つかさ)
生年月日 1970年(昭和45年)1月30日
職業 漫画家
代表作『シュート!』は1990年から2003年の約13年間にわたり週刊少年マガジンに掲載。
累計発行部数5000万部突破するサッカー漫画を代表する作品です。(2019年2月時点)
シュートのその後を描く新作アニメ『シュート!Go to the Future』 2022年放送決定。
公式サイト:https://shoot-anime.com/
~経歴~
1990年 漫画家デビュー『シュート!』連載開始
1993年 『シュート』テレビアニメ化
1994年 第18回講談社漫画賞少年部門受賞
1994年 『シュート』実写映画公開
2007年 『アタック』連載
2015年 『アタック‼~約束のコート~』連載
2015年 静岡県掛川市ふるさと親善大使に任命される
【作品紹介】
・シュート
静岡県掛川高校サッカー部を舞台に全国大会優勝までの成長や熱い闘いを描く作品です。
1990年から2003年連載された本作は4部編成になっています。
~ストーリー~
主人公は掛川高校に通う田仲俊彦(通称トシ)。中学時代「必殺の右」と呼ばれたシュートが武器。
伝説のプレイヤー久保嘉晴に憧れサッカー部に入部。しかし久保は病気療養中。
「1年生はインターハイに出さない」という副キャプテン神谷篤司に不満を募らせていた。
そこで1年生のレギュラーをかけて2年生に対抗戦を挑む。
敗戦はしたものの、中学時代のサッカー仲間、平松和弘と白石健二が加わったことで2年生に実力を認めてもらえる。
その後久保が復帰し、掛川高校サッカー部は国立競技場を目指す。
鈴木由美子|静岡県下田市|白鳥麗子でございます!
【プロフィール】
本名 鈴木由美子(すずき ゆみこ)
生年月日 1960年(昭和35年)6月11日
職業 漫画家
『白鳥麗子でございます!』で一世を風靡。
30年の間に3回もテレビドラマ化されるほどの歴史的大ヒット作品です。
時代を超えて愛される人気ラブコメディ漫画で、累計発行部数は1700万部突破。(2015年11月時点)
その他、数々の作品が映画・テレビ化されており、日本を代表する人気漫画家です。
オフィシャルブログ:https://ameblo.jp/uninegi611/
~経歴~
1982年 漫画家デビュー
1987年 『白鳥麗子でございます!』連載開始
1989年 『白鳥麗子でございます!』第13回講談社漫画賞少女部門受賞
1989年 『白鳥麗子でございます!』テレビドラマ化
1993年 『白鳥麗子でございます!』再びテレビドラマ化
1995年 『白鳥麗子でございます!』劇場映画化
2006年 『カンナさん大成功です!』韓国実写映画化
2009年 『カンナさん大成功です!』実写映画化
2016年 『白鳥麗子でございます!』再びテレビドラマ化 劇場映画化
【作品紹介】
・白鳥麗子でございます!
主役の白鳥麗子はお金持ちで美人のお嬢様。
幼い頃にいじめっ子から助けてくれた秋元哲也を一途に思う純情な麗子の、不器用で純情なラブコメディ漫画です。
~ストーリー~
白鳥麗子は容姿端麗なお金持ちのお嬢様。
幼なじみの秋元哲也に思いを寄せている。しかしプライドが邪魔をして思いを伝えられない。
純情で世間知らずの麗子が周りの人や恋敵を巻き込みながら、哲也への真実の愛を求めていくラブコメディ。
河合克敏|静岡県浜松市(旧・引佐郡引佐町)|モンキーターン
【プロフィール】
本名 河合克敏(かわい かつとし)
生年月日 1964年(昭和39年)5月2日
職業 漫画家
~経歴~
1987年 漫画家デビュー
1988年 『帯をぎゅっとね!』連載開始 第1回少年サンデーコミックグランプリ大賞受賞
1996年 『モンキーターン』連載開始
2000年 『モンキーターン』1999年度第45回小学館漫画賞受賞
2004年 『モンキーターン』テレビアニメ化
2006年 『とめはねっ!鈴里高校書道部』連載開始
2010年 『とめはねっ!鈴里高校書道部』テレビドラマ化
【作品紹介】
・帯をぎゅっとね!
全30巻の長編作品となる大ヒット作品。
5人の1年生だけでスタートした浜名湖高校柔道部の大躍進を描く青春漫画です。
~ストーリー~
中学時代、柔道でライバル同士だった5人が高校で再会する。
柔道部に入部しようとしたが浜名湖高校には柔道部がない。そこで柔道部を立ち上げる。
主人公の粉川巧を中心に1年生だけのチームで奮闘していく。
・モンキーターン
競艇(きょうてい)の世界を描いた異色の作品です。
全30巻の長編作で、テレビアニメ化された人気漫画。
主人公の波多野憲二が厳しい競艇の世界でボートレーサートップを目指して奮闘を描いています。
累計発行部数1000万部突破。(2021年時点)
~ストーリー~
野球に明け暮れていた主人公波多野憲二は、モンキーターンに魅了されプロのボートレーサーになる決意をする。
競艇研修所に入り厳しい訓練を経てプロデビューしトップを目指していく。
まとめ
今回の記事では、静岡県出身の漫画家6名に注目し紹介いたしました。
静岡県出身の漫画家さんの作品には、静岡が舞台となった作品も多数あります。
登場する学校名に実在する地名が入ることもあり、静岡県出身の方の作品だと意識してみると
また違った発見があるかもしれませんね。
ライター:こうみ
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