感動必至の素敵な絵本・『あかちゃんがわらうから』をご存知ですか？

漫画家でもあり『おかあさんといっしょ』に出てくる歌の歌詞も手掛ける、おーなり由子さんの作品です。

大まかな内容とネタバレなしの感想、「どんな人におすすめか？」について解説します！

1　絵本の概要｜漫画・歌の歌詞も手掛ける おーなり由子さん による、優しく温かい内容

『あかちゃんがわらうから』

著者：　おーなり由子
出版社：　ブロンズ新社

出版社からの内容紹介：
おかあさんがうれしいとき、あかちゃんがわらう。おかあさんがこころを心配事でいっぱいにしているときも、あかちゃんはわらう。「ぼくらは、生きたい。ぼくらは、愛したい。ぼくらは、いっぱいあそびたい！」　子どもたちは、あふれる生命力で、わたしたちに「うれしいこと、ここにたくさんあるよ！」とおしえてくれるのです。

初版は2014年。

作者のおーなり由子さんは、漫画家・作家・エッセイスト。
『おかあさんといっしょ』の歌『ハオハオ』『リンゴントウ』などの作詞も手がけています。
絵本作品も多数で、夫である絵本作家・はたこうしろうさんと共同で作った『ぶうぶうぶう』『まてまてさん』などのシリーズも有名です。

この絵本は、内容からして「主に大人のための絵本」と言っていいでしょう。
水彩やクレヨンと思われる優しい絵のタッチと共感できる文章に「感動した」という声をたくさん耳にします。

2　ライター自身の体験・感想｜今この瞬間を生きるこども達に大人が学ぶべきこととは？

私がこれを手に取ったのは、ちょうど子育てに悩んでいた時期。
周りに相談できる相手もほとんどおらず、些細なことでもいちいち立ち止まっていました。

そんな中、この絵本に出会いました。

私のような心配性な母親と、息子に似た素朴な子ども。
ラストシーンでは思わず泣いてしまいました。
「今を生きるたくましい子ども達」の存在に気づかされ、ほっこりと温かい気持ちになれたのです。

大人は時に、過去も未来も小難しく考えてしまいます。
悩んで実行するのは悪くない行為ですが、悲観的に考えすぎてもどこへもたどり着けません。

子育てしていると「子どもに元気づけられる瞬間」は意外と多いものです。
子どもに教えられることのなんと多いことか。
親が与えているつもりが、実は与えられているのかもしれません。

......この絵本のおかげだけではありませんが、次第にそんな風に思えるようになりました。

3　どんな人にオススメか？ プレゼントするなら何の機会がベスト？

好き嫌いの分かれづらい絵と文章なのでどんな方にも合いますが、特にオススメするなら

・初めて出産したママ
・育児に奮闘している親
・きれいな絵が好きな方
・感受性が豊かな方

などでしょうか。

特に産後間もない不安定な時期に効果的なので、出産祝いにもピッタリです。
「大丈夫だよ」「心配しすぎないでね」というメッセージを届けられること請け合いです。

柔らかい印象で癒し効果も高く、誕生日のプレゼントとしてもおすすめできます。


読んだ方の満足度が非常に高いため、気になったら是非読んでほしい・贈ってほしい本です。

この素敵な絵本は、tamaponGiftの
『子育て中のママ達が選んだ出産祝い　～母になったあなたに贈りたい絵本ギフト～』
に入っています。このギフトBOXには他にも良い絵本ばかりがラインナップされているので、是非ともご確認くださいね。

たまぽん通信編集部　sugamari

引用・参考文献
・『あかちゃんがわらうから』
・おーなり由子HP＊Blanco