2022/12/22

岐阜県

岐阜県が舞台・聖地となっているアニメ・コミック厳選4作品を徹底解説|君の名は。、聲の形、安達としまむら等

実在する場所がアニメ・コミックの舞台となっている所を聖地と呼びますよね。その聖地に訪れることを聖地巡礼と呼び、それは多くのファンを魅了しています。

ファンにとって、そのアニメ・コミックとリンクできるその場所は特別ですよね。

今回、愛知県在住の筆者がお隣の岐阜県を舞台としたアニメ・コミックの中から厳選4作品を徹底解説していきます。


君の名は。|飛騨市

『君の名は。』は、2016年に公開され大ヒットした映画です。主人公・瀧(たき)が育ったのは東京都、ヒロインの三葉(みつは)は岐阜県の飛騨で育ちます。

そのため、それぞれの育った東京都と岐阜県がメインの舞台となります。

ここでは、三葉の育った岐阜県にスポットを当て、飛騨市を中心に舞台となっている場所を紹介していきます。

作品概要

あらすじ

都心に住む男子高校生・立花瀧(たちばなたき)と東京に憧れ田舎町で暮らす女子高校生・宮水三葉(みやみずみつは)、そんな出会うことがないはずの2人が、夢の中で心と体が入れ替わっている。

その夢が夢ではなく現実だと気づく
2人。

動き出した奇跡の物語が、今始まります。

舞台となった場所(聖地)


◇JR飛騨古川駅

瀧が三葉を探しに岐阜に来た時に、降りた駅です。JR東海高山本線の「飛騨古川駅」です。映画では、ほぼ忠実に描写されています。

住所:岐阜県飛騨市古川町金森町

◇気多若宮神社(けたかわみやじんじゃ)

瀧たちが三葉を探して立ち寄って、地元の人に聞き込みをしていた長い階段のあった場面で登場しました。三葉の家である「宮水神社」のモデルのひとつとも言われています。

住所:岐阜県飛騨市古川町上気多1297番地

◇飛騨山王宮 日枝神社(ひえじんじゃ)

こちらが「宮水神社」のもうひとつのモデルと言われている「飛騨山王宮 日枝神社」です。

住所:岐阜県高山市城山156

◇飛騨市図書館

瀧たちが糸守町について調べるために立ち寄った「古川図書館」、そのモデルがこの「飛騨市図書館」です。外観・館内ともにに忠実に再現されている場所もあり、イメージ通りです。

住所:岐阜県飛騨市古川町本町2-22

◇飛騨市宮川町 落合バス停

瀧たちが糸守町を探し周っていた時に、途中座っていたあのバス停です。この「宮川町」にある「落合バス停」は、作中でほぼそのまま再現されています。

住所:岐阜県飛騨市宮川町落合

聲の形(こえのかたち)|大垣市

『聲の形』は、2013年に「週刊少年マガジン」で連載され、2016年にアニメ映画として公開されました。

作中で主人公・石田将也(いしだしょうや)たちが生活をする町は、地名などは架空の町として登場しますが、実は岐阜県大垣市なのです。

原作者の大今良時(おおいまよしとき)が、大垣市出身という事もあり、かなり多くの場所が再現されています。

作品概要

あらすじ

主人公・石田将也(いしだしょうや)は、退屈することを何よりも恐れるわんぱくな小学生。ある時、転校してきた耳に障害をもつ少女・西宮硝子(にしみやしょうこ)に対する無邪気な興味心から、彼女を傷つける行為を繰り返してしまいました。

ある出来事をキッカケに将也はいじめっ子のレッテルをはられ、周囲から孤立してしまいます。それからの彼は自分のしてしまった過ちに苦しむことになるのです。

月日が流れ、高校3年生となった将也は・・・。

将也が硝子の元を訪れたことから、止まっていた将也の時計が動き始めます。傷つけ傷ついた少年と少女との切ない青春ストーリが始まります。

舞台となった場所(聖地)


◇大垣公園

将也の姪っ子のマリアが遊んでいたり、硝子の妹・結絃(ゆづる)が寝転がっていた遊具があるのも、この「大垣公園」です。

作中では、非常に高い再現度で描かれています。

住所:岐阜県大垣市郭町2丁目53

◇新大橋

硝子が将也に思い切って告白をした、あの橋です。ほぼ、そのまま作中で描写されています。

住所:岐阜県大垣市高砂町1-39

◇JR大垣駅

将也たちが、佐原みよこを探しに行ったり、将也と硝子が2人で遊びに行くシーンなどに登場した駅がこの「JR大垣駅」です。

券売機周辺など、細かなところまで作中の再現度高いです。

住所:岐阜県大垣市馬場町159

◇美登鯉橋(みどりばし)

四季の広場内にある「美登鯉橋」です。

この橋は、作中で何度も登場した場所ですね。再現度も高く、作中と同じく桜の木もありますので、満開の時期に行けば最高でしょう。

住所:岐阜県大垣市馬場町159

◇四季の広場

美登鯉橋や滝のトンネルなど作中で何度も登場する広場です。

住所:岐阜県大垣市馬場町159

◇大垣市総合福祉会館

高校生になった将也と硝子が、あの別れ以来初めて再会した場所が、ここ「大垣市総合福祉会館」です。

美登鯉橋で話をする将也と硝子を、結弦と永束友宏(ながつかともひろ) がこっそり様子を伺っていたのもこの施設です。

作中では細かなところも、しっかり再現されています。

住所:岐阜県大垣市馬場町124

◇青柳橋

ここは、小学生のわんぱくな少年であった将也が友達と度胸試しに飛び込んでいた場面で登場した橋です。

ここも作中で描かれたイメージそのままです。

住所:岐阜県大垣市青柳町

◇揖斐川(いびがわ)周辺

作中の冒頭で将也が歩いていてある事をしようとした大きな橋は、この川に架かっている「 揖斐川大橋」がモデルです。

また、作中でもあった花火大会は、この揖斐川の河川敷で行われています。

住所:岐阜県大垣市万石町

◇養老駅

将也と硝子がデートで養老に訪れた時に、降りた駅がこの「養老駅」』です。

瓢箪(ひょうたん)がぶら下がっていた駅です。

住所:岐阜県養老郡養老町鷲巣白石道

◇養老公園

将也と硝子が訪れた公園が、この「養老公園」です。養老公園には「養老の滝」「天命反転地」など作中で描かれた場所を見つけることができます。

住所:岐阜県養老郡養老町高林1298-2



安達としまむら|本巣市・岐阜市


『安達としまむら』は、主人公・安達桜(あだちさくら)と島村抱月(しまむらほうげつ)、この2人を中心にストーリーが展開していきます。

そのストーリの舞台となるのが岐阜県本巣市なのです。本巣市を中心に、岐阜市や名古屋市なども登場します。

作品概要

           TVアニメ『安達としまむら』 PV 2

           TVアニメ『安達としまむら』 PV 3



あらすじ

同じ学校に通う女子高生の安達としまむらは、高校1年生の夏に授業をさぼって、それぞれが体育館の2階に行ったことがはじまりで、2人の関係が始まります。

しまむらにとって、初めはこの秘密のさぼり場所で会うだけの友達未満の関係が心地が良かったのだが、お互いに少しづつ惹かれ合っていきます。

安達としまむら、この2人を中心にストーリーは展開していきます。

舞台となった場所(聖地)


◇岐阜第一高等学校

安達としまむらが通う高校のモデルは、ここ「岐阜第一高等学校」です。作中での描画は完全一致とまではいきませんが、ほぼイメージとしては一致しています。

住所:岐阜県本巣市仏生寺884-7

◇昇竜

安達がチャイナドレスでバイトをしていた中華料理店「龍龍」のモデルはこちら「昇竜」です。看板・店構えとイメージそのまんまで作中描かれています。

住所:岐阜県岐阜市早田東町2丁目63-2

◇ASTY(アスティ)岐阜

安達としまむらが、JR岐阜駅高架下「ASTY岐阜」にあるドーナツ屋さんで、ドーナツを買っていましたね。作中では「miss DONUT」と表記されていますが、「Mister Donut」がモデルです。


柱に寄りかかって
2人でドーナツを食べていましたが、その周辺も作中でしっかり再現されています。

また「ASTY」も作中では「BSTY」と表記されていました。

住所:岐阜県岐阜市橋本町1丁目10-1

◇鞍掛神社

しまむらが、自称「未来人にして宇宙人」と言っている不思議な少女「ヤシロ」と再会した神社は、「鞍掛神社」がモデルになっています。

鳥居の色や細かいところに違いがありますが、作中のイメージそのままです。

住所:岐阜県本巣市三橋403

◇モレラ岐阜

安達としまむらが買い物に来たショピングモールは、この「モレラ岐阜」がモデルです。ここには「ラウンドワン」のボーリング場もあり、作中でもボーリングをやるシーンが描かれていましたね。

建物の外部・内部もほぼイメージどおりに再現されています。

住所:岐阜県本巣市三橋1100

◇岐阜尻毛郵便局(ぎふしっけゆうびんきょく)

安達としまむらたちがカラオケに行くために待ち合わせた場所が、この「岐阜尻毛郵便局」です。

郵便局も含めその周辺も、作中での再現度は高めで描かれています。

住所:岐阜県岐阜市下尻毛483-2

氷菓|高山市

 

『氷菓』(ひょうか)は、米村穂信(よねざわほのぶ)の小説「古典部シリーズ」をアニメ化したものです。

『氷菓』では、主人公・折木奉太郎(おれきほうたろう)が通う神山高校を舞台の中心として物語が進行します。

作中では神山市となっていますが、この神山市というのは岐阜県高山市がモデルです。

アニメの各場面に、様々な場所が再現されています。

作品概要

  • 制作会社    神山高校古典部OB ・京都アニメーション
  • 監督      武本康弘(たけもとやすひろ)
  • シリーズ構成  賀東招(がとうしょうじ )     
  • 原作         米澤穂信(よねざわほのぶ)
  • 放送期間     20124月~9   
  • 話数       全22+OVA1

       

あらすじ

神山高校に通う主人公・折木奉太郎(おれきほうたろう)は、ある理由から「古典部」に入部することになります。そこで出会ったヒロイン・千反田える(ちたんだえる)。中学生の頃からの友人・福部里志(ふくべさとし)と伊原麻耶花(いはらまやか)

この4人の古典部員を中心に様々な事件を推理していく青春学園ミステリーが始まります。

舞台となった場所(聖地)


◇斐太高等学校 (ひだこうとうがっこう)

折木たちが通う神山高校のモデルとなっているのは、「岐阜県立斐太高等学校 」です。

作中では校舎の色や、正門入ってすぐある大きな木が小さく描画されている以外は、かなり再現度が高く描かれています。

住所:岐阜県 高山市 三福寺町736

◇バグパイプ

千反田と折木が話をしていた喫茶店「パイナップルサンド」のモデルとなっているのが、この喫茶店「バグパイプ」です。

外観・店内含めて、再現度は非常に高いです。ちなみに千反田が注文したのは「ウインナーココア」で、実際にもお店にあるメニューです。

住所:岐阜市高山市片原町75

◇高山市図書館 煥章館 (かんしょうかん)

折木と千反田が、資料を探すために訪れた図書館です。

作中では「神山市図書館」として登場しますが、そのモデルが「高山市図書館 煥章館」です。

外観・館内どちらも非常に再現度が高いです。

住所:岐阜県高山市馬場町2-115

◇宮川朝市朝一通り

1クール目のオープニングで登場した「宮川朝市通り」です。

再現度高いです。

住所:岐阜県高山市下三之町

◇飛騨山王宮 日枝神社(ひえじんじゃ)

作中では「荒楠神社」として登場しましたが、この神社のモデルは「飛騨山王宮 日枝神社」です。

12クールどちらでもオープニングに登場しました。また、20話で折木が千反田からの初詣の誘いで一緒にお参りをした神社です。

日枝神社も多くの場面が登場しますが、すごく再現度高くめに描かれています。

住所:岐阜県高山市城山156

◇飛騨一宮 水無神社 (みなしじんじゃ)

最終話の22話で千反田に頼まれて「生き雛祭り」の「傘持ち」をすることになった折木が行くことになったのが「水梨神社(みずなしじんじゃ)」です。モデルとなったのが「飛騨一宮 水無神社」です。

作中では神社の様々な場所が描かれていますが、再現度は非常に高いです。

住所:岐阜県高山市一之宮町一の宮上5323

◇臥龍公園(がりゅうこうえん)・臥龍桜

国指定天然記念物「臥龍桜」を中心とした公園で、最終話の22話で登場した桜が咲いていた場所のモデルです。

作中のラストでは幻想的なピンクの景色が綺麗でしたね。是非、桜の咲く季節に行ってみて下さい。

住所:岐阜県高山市一之宮町275番地1

まとめ

岐阜県が舞台・聖地となっているアニメ・コミック厳選4作品を徹底解説ということで、紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?

現在では、アニメの中の世界と現実の世界がリンクするほど再現度が高い作品が多数存在します。

今回紹介させてもらった場所以外にも、まだまだたくさんの「聖地」と呼べる場所があると思います。

機会がありましたら、是非お気に入りのアニメ・コミックの「聖地」に自分で足を運んでみて下さい。きっと今まで以上に、そのアニメ・コミックを身近に感じることができますよ。

今回の記事を読んでいただいて、紹介したアニメ・コミックのことが、今まで以上に興味を持っていただけたのなら幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ライター・呉東 和虎





引用

映画『君の名は。』公式サイト

映画『聲の形』公式サイト

TVアニメ『安達としまむら』公式サイト

TVアニメ『氷菓』京アニサイト|京都アニメーション


ライター:呉東 和虎