2023/02/14
ゆかりのある有名人
広島県にゆかりのある有名漫画家9選!経歴&代表作を紹介
中国地方最大の観光県といっても過言ではない広島県。
壮大な世界遺産や美しい大自然を持ち、豊かな感性を育む環境が整っている広島県は、人気漫画家を数多く輩出しています。
この記事では、広島県にゆかりのある有名漫画家を9人紹介し、プロフィールや経歴、代表作品を詳しく解説していきます。
久保 帯人|広島県安芸郡府|BLEACH(ブリーチ)
プロフィール
・名前 久保 帯人(くぼ たいと)
・生年月日 1977年6月26日
・活動期間 1996年 -
・ジャンル 少年漫画
・公式Twitter @tite_official
簡単な経歴
広島県安芸郡府中町出身の久保帯人は、1996年「週刊少年ジャンプ特別編集増刊Summer Special」に『ULTRA UNHOLY HEARTED MACHINE(ウルトラ・アンホーリィ・ハーテッド・マシーン)』という作品が掲載され漫画家デビュー。
『BAD SHIELD UNITED(バッド・シールド・ユナイテッド)』や『ZOMBIEPOWDER.(ゾンビパウダー)』などの作品で着実に読者を獲得します。
2001年「週刊少年ジャンプ」にて『BLEACH』の連載をスタートさせると、瞬く間に人気に火がつき同誌の看板作品に!
2005年には本作で、第50回小学館漫画賞少年向け部門を受賞しました。
近年は漫画家業の他にゲームのキャラクターデザインなども手掛け、多彩な才能を発揮しています。
代表作品
『BLEACH』が代表作品です。
本作はテレビアニメ化やミュージカル化、ゲーム化され、幅広い層のファンから愛されています。
満田 拓也|広島県福山市|MAJOR(メジャー)
プロフィール
・名前 満田 拓也(みつだ たくや)
・生年月日 1965年6月17日
・活動期間 1982年 -
・ジャンル 少年漫画
簡単な経歴
広島県福山市出身の満田拓也は、1982年『蛮勇』という作品で第11回小学館新人コミック大賞少年部門佳作を受賞し漫画家デビュー。
スポーツ漫画を得意とし、1988年には広島にある自身の出身校をモデルにしたバレーボール漫画『健太やります!』を「週刊少年サンデー」で連載し人気を博します。
1994年からは同誌で野球漫画『MAJOR』の連載を開始。
本作はコミックス累計発行部数5500万部を記録する大ヒット作品となり、1995年には第41回小学館漫画賞を受賞しました。
2022年5月現在は、本作の続編『MAJOR 2nd(メジャーセカンド)』を「週刊少年サンデー」にて連載中です。
代表作品
『MAJOR』が代表作品です。
本作は続編も含めると連載歴25年以上になる長寿人気作品で、テレビアニメ化や映画化もされています。
かわぐち かいじ|広島県尾道市|空母いぶき
プロフィール
・名前 かわぐち かいじ
・生年月日 1948年7月27日
・活動期間 1968年 -
・ジャンル 青年漫画
簡単な経歴
広島県尾道市出身のかわぐちかいじは、1968年『夜が明けたら』という作品が「ヤングコミック」に掲載され漫画家デビュー。
しかしデビューから約10年間は大きなチャンスに見舞われず、鳴かず飛ばずの時代を経験します。
1983年「モーニング」にて『意気に感ず』を発表した際、キャラクターの目を大きく描き、これまでとは異なる画風を用いてみたところ次第に人気が高騰。
『沈黙の戦艦』『ジパング』『空母いぶき』など、壮大な舞台で繰り広げられる大河ストーリーでヒットを連発し、人気漫画家に上り詰めました。
2022年5月現在は『空母いぶき』の新シリーズ『空母いぶき GREAT GAME(くうぼいぶき・ぐれーとげーむ)』を「ビッグコミック」にて連載中です。
代表作品
『ジパング』『空母いぶき』が代表作品です。
『ジパング』はテレビアニメ化、『空母いぶき』は実写映画化されています。
東風 孝広|広島県呉市|カバチタレ!
プロフィール
・名前 東風 孝広(こち たかひろ)
・生年月日 1972年5月27日
・活動期間 1999年 -
・ジャンル 青年漫画
・公式Twitter @kochi_900
簡単な経歴
広島県呉市出身の東風孝広は、高校卒業後、地元の設計事務所に就職します。
しかし漫画家になる夢を諦められず、24歳のときに漫画家・青木雄二(あおき ゆうじ)に弟子入りし、漫画の腕を磨きました。
1998年『五番街』という作品で講談社ちばてつや賞ヤング部門を受賞し、翌年の1999年には「モーニング」にて『カバチタレ!』を発表し漫画家デビューを果たします。
本作はデビュー作であるにもかかわらず高く評価され、『特上カバチ!!』『カバチ!!!』というタイトルで続編化し、22年間も連載されました。
また、アシスタントを務めていた漫画家・高橋昌大(たかはし まさひろ)と漫才コンビ「ステーキ御膳」を結成しM-1グランプリに出場するなど、マルチな才能を見せています。
代表作品
『カバチタレ!』が代表作品です。
カバチとは「屁理屈」という広島弁で、カバチタレとは「屁理屈屋」を意味します。
自身の出身である広島県を舞台にした本作は、二度に渡ってテレビドラマ化されました。
田中 宏|広島県広島市|BADBOYS(バッドボーイズ)
プロフィール
・名前 田中 宏(たなか ひろし)
・生年月日 1970年1月9日
・活動期間 1987年 -
・ジャンル 少年漫画
簡単な経歴
広島県広島市出身の田中宏は、高校生だった1987年に『FOOL(フール)』という作品が「ヤングキング」に掲載され漫画家デビュー。
1988年、同誌にて広島県の暴走族を題材にした作品『BADBOYS』を連載すると、ヤンキーたちの熱い青春ストーリーが読者の心を掴み、1996年まで続く大ヒット作となりました。
その後も『莫逆家族(バクギャクファミーリア)』『女神の鬼(めがみのおに)』など、ヤンキーや不良少年たちにスポットを当てた漫画を多く手掛け、確固たる地位を築きます。
2022年5月現在は『BADBOYS』の続編『KIPPO(キッポ)』を「ヤングキング」にて連載中です。
代表作品
『BADBOYS』が代表作品です。
本作は中島健人主演でテレビドラマ化および映画化され、話題となりました。
エトオ ミユキ|広島県|地獄少女
プロフィール
・名前 エトオ ミユキ
・生年月日 7月3日
・活動期間 1998年 -
・ジャンル 少女漫画
簡単な経歴
広島県出身のエトオミユキは、1998年『リラの花言葉』という作品で、第25回なかよし新人まんが賞準入選を受賞し漫画家デビュー。
なお、デビュー当時のペンネームは「永遠幸(えとお みゆき)」でした。
繊細で華やかな絵柄はデビュー直後から読者の注目を集めますが、なかなか連載のチャンスが掴めず苦しい新人時代を送ります。
しかし、2005年「なかよし」「なかよしラブリー」にて、人気アニメ『地獄少女』のコミカライズ化を担当すると一躍人気漫画家に!
2015年からは現在のペンネームである「エトオミユキ」に改名し『塩対応の塩田くん』『悪徳女王の心得』などの作品を発表しています。
代表作品
『地獄少女』が代表作品です。
明るくファンシーな作品が多く掲載されている「なかよし」で異彩を放った本作は、コミックス累計発行部数300万部を記録し、絶大な支持を獲得しました。
瀬尾 公治|広島県庄原市|君のいる町
プロフィール
・名前 瀬尾 公治(せお こうじ)
・生年月日 1975年7月26日
・活動期間 1996年 -
・ジャンル 少年漫画
・公式Twitter @seokouji
簡単な経歴
広島県庄原市出身の瀬尾公治は、1996年『HALF&HALF(ハーフ・アンド・ハーフ)』という作品で週刊少年マガジン新人漫画賞佳作を受賞し漫画家デビュー。
デビュー後は、漫画家・大島司(おおしま つかさ)のもとでアシスタントを経験しました。
2000年「マガジンSPECIAL」にて初連載作品『W's〜ダブルス〜』を発表して以降は『涼風(すずか)』『君のいる町』など、立て続けにヒットを連発。
ラブコメ作品を得意とし、思春期のカップルが起こす衝突やすれ違いを緻密に描く作風は、読者から高く評価されました。
2021年からは「週刊少年マガジン」にて『女神のカフェテラス』を発表し、2022年5月現在も連載中です。
代表作品
『君のいる町』が代表作品です。
本作はOVA化、テレビアニメ化されています。
新久 千映|広島県広島市|ワカコ酒
プロフィール
・名前 新久 千映(しんきゅう ちえ)
・生年月日 1980年9月20日
・活動期間 2006年 -
・ジャンル 青年漫画
・公式Twitter @chiezoooou
簡単な経歴
広島県広島市南区出身の新久千映は、幼いころから漫画家を志し、病院の事務員として働きながらも漫画の投稿を続けていました。
しかしなかなかデビューの道が開けないことから意を決して2005年に上京し、漫画家・藤栄道彦(ふじえい みちひこ)のアシスタントになります。
2006年「コミックバンチ増刊号」に『痛快!堀田クリニック』が掲載され、念願の漫画家デビューとなりました。
2011年「月刊コミックゼノン」にて『ワカコ酒』を連載すると、美味しそうな料理とマイペースなワカコに癒される読者が多数現れ、大人気作品に!
本作は2022年5月現在も連載中であり、コミックス累計発行部数250万部を突破しています。
代表作品
『ワカコ酒』が代表作品です。
本作はテレビアニメ化だけでなく、テレビドラマとしてシリーズ化されており、Season1の10話には新久千映も出演しています。
ウダ ノゾミ|広島県|田中くんはいつもけだるげ
プロフィール
・名前 ウダ ノゾミ
・生年月日 非公表
・活動期間 2011年 -
・ジャンル コメディ漫画
・公式Twitter @8kaichi
簡単な経歴
広島県出身のウダノゾミは、2011年「月刊Gファンタジー」にて『放課後ヒーロー』を連載し漫画家デビュー。
2013年『放課後ヒーロー』の連載が終了すると、すぐに「ガンガンONLINE」にて『田中くんはいつもけだるげ』の連載を開始します。
本作は主人公・田中くんの日常を描いたゆるい青春コメディ作品で、独特のゆるさが話題を呼び人気作となりました。
2021年からは「ガンガンONLINE」のアプリ版にて『同居人の佐野くんはただの有能な担当編集です』を手掛け、2022年5月現在も連載中です。
代表作品
『田中くんはいつもけだるげ』が代表作品です。
本作はテレビアニメ化もされ、作中の背景には広島県内の街並みが使用されました。
まとめ
広島県にゆかりのある漫画家を9人紹介しました。
広島出身の漫画家は、自身の作品に広島県を登場させることが多く、作者のバックボーンを知りながら読むことで作品を一層楽しめます。
この記事で気になる漫画家を見つけた方は、ぜひ一度作品を手に取ってみてください。
参考資料
TVアニメ「田中くんはいつもけだるげ」公式サイト
ライター:たまぽん通信編集部 ごとう ゆき
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