2023/03/09
愛知県
愛知県出身の有名漫画家10選!代表作品も併せて紹介!
ここでは、愛知県出身の有名漫画家10名と、その作者がどのような漫画を描かれてきたのかを紹介していきます。
漫画家の名前は知っているけど、何を描いた人か知らなかったり、漫画のタイトルは知っているんだけど誰が描いているのかわからないといった疑問も解消します。
また、あの作者って愛知県出身だったんだ?という新しい発見ができるかもしれませんよ。
愛知県在住の筆者が、順番に紹介していきます。
鳥山明|愛知県名古屋市|ドラゴンボール など
プロフィール
・名前: 鳥山明(とりやまあきら)
・生年月日: 1955年4月5日
・活動期間: 1978年~現在
・ジャンル : 少年漫画
簡単な経歴
高校でデザインを学び卒業後、デザイン会社に就職しましたが2年ほどで退職。そのあとイラストを手掛けながら、漫画を書き始め、『週刊少年ジャンプ』の新人賞などに作品を投稿。入賞には及ばなかったものの、その後『週刊少年ジャンプ』の編集者の鳥嶋和彦の目に留まり、鳥嶋の元で修行することになります。
1978年に『週刊少年ジャンプ』にて読み切り作品『ワンダーアイランド』でデビューしました。その後の代表作として『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』などがあります。
また、イラストレーターとしての代表作は、ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズのキャラクター・モンスターのデザインで、1986年の第1作から現在まで通して行っています。
代表作品
『Dr.スランプ』
1980年に『週刊少年ジャンプ』で連載スタートした漫画です。1981年には『Dr.スランプ アラレちゃん』としてTVアニメ化もされました。その後1997年にも『ドクタースランプ』というタイトルでリメイク版が再度アニメ化されました。
主人公・則巻アラレや則巻千兵衛など個性的なキャラクターが多数登場し、ドタバタな日常を描いたギャグ漫画です。
『ドラゴンボール』
1984年から『週刊少年ジャンプ』で連載をスタート、1995年に連載終了しました。1986年からはTVアニメ化もされ、1997年まで放送されました。
主人公・孫悟空を中心に魅力的なキャラクターが多数登場します。次々と現れる強敵との戦闘は「わくわく」させられます。
物語の構成としては、「孫悟空少年編」「ピッコロ大魔王編」「サイヤ人編」「フリーザ編」「人造人間・セル編」「魔人ブウ編」とストーリが進行します。
日本のみならず世界的にも大ヒットしたタイトルで、連載終了から25年以上経った現在でも未だに人気が衰えることのない、日本の漫画を代表するタイトルのひとつです。
江川達也|愛知県名古屋市|まじかる☆タルるートくん
プロフィール
・名前: 江川達也(えがわたつや)
・生年月日: 1961年3月8日
・活動期間: 1984年~現在
・ジャンル: 少年漫画・青年漫画
簡単な経歴
大学を卒業後、中学校の数学教師となりますが退職。その後、漫画家「本宮ひろし」のアシスタントを務めます。
アシスタントをする傍らで漫画を描き『コミックモーニング』編集部の目に留まり、1984年に『モーニング』で『BE FREE!」で漫画家としてデビューしました。
代表作としては『まじかる☆タルるーとくん』『東京大学物語』などがあります。
その後も漫画家として活動しながら、ホリプロとタレント契約を結びタレント活動も行っています。
代表作品
『まじかる☆タルるートくん』
1988年に、『週刊少年ジャンプ』で連載開始しました。1990年にはTVアニメ化もされています。
何の取り柄もないダメ小学生である主人公・江戸城本丸が魔法使いタルるーとを召喚したことによって物語がスタートします。お色気描写が多いのも、この漫画の特徴のひとつになっています。
『東京大学物語』
1992年には青年誌である『ビッグコミックスピリッツ』にて連載スタートしました。
1994年には、主演・稲垣吾郎と瀬戸朝香でドラマ化されます。
2004年にはOVAでリリースされ、2006年には映画化もされました。
容姿端麗・頭脳明晰・運動神経抜群の三拍子 揃った高校生の主人公・村上直樹と、その村上が一目惚れをしたヒロイン・水野遥(みずのはるか)を中心にストーリーが展開していきます。性描写も多く描かれている青年漫画です。
天野明|愛知県豊田市|家庭教師ヒットマンREBORN!
プロフィール
・名前: 天野明(あまのあきら) 本名かどうかは不明
・生年月日: 1973年6月22日
・活動期間: 1988年~現在
・ジャンル : 少年漫画・青年漫画
簡単な経歴
1998年に、講談社のちばてつや賞ヤング部門優秀新人賞を受賞し、漫画家としてデビューします。その後いくつか連載を持ちましたが伸び悩みました。
2002年、『週刊少年ジャンプ』の新人漫画賞や天下一漫画賞などに作品を持ち込み始め、2003年に『赤マルジャンプ』にて『バクハツHAWK!!」を発表して、再デビューを果たします。
代表作としては『家庭教師ヒットマンREBORN!』『『エルドライブ【elDLIVE】』などがあります。
代表作品
『家庭教師ヒットマンREBORN!』
2004年に『週刊少年ジャンプ』にて連載をスタートし、2012年に終了しました。2006年からはTVアニメ化もされています。
主人公・沢田綱吉は、クラスメイトから「ダメツナ」と呼ばれる冴えない中学生。そのツナの前に現れたのがヒットマン(殺し屋)を名乗る赤ん坊「リボーン」。リボーンは、ツナをイタリアンマフィア・ボンゴレファミリーの10代目ボスとして教育するために「家庭教師」としてやって来たのです。そこから物語が始まります。
ストーリーは、「日常編」「VS黒曜編」「VSヴァリアー編」「未来編」「アルコバレーノ編」「Ⅰ世(プリーモ)ファミリー編」「継承式編」「虹の呪い編」「日常編」と展開していきます。
『エルドライブ【elDLIVE】』
2013年には『ジャンプLIVE』で連載を開始し、2014年に『少年ジャンプ+』へと移籍します。2017年にはTVアニメ化され放送がスタートしました。
中学生である主人公・九ノ瀬宙太(ここのせちゅうた)は、他の誰にも聞こえていない「声」が聞こえます。そんなある日に宇宙警察・エルドライブからスカウトされてしまいました。ここからストーリーが展開していきます。
堀越耕平|愛知県|僕のヒーローアカデミア
プロフィール
・名前: 堀越耕平(ほりこしこうへい)
・生年月日 : 1986年11月20日
・活動期間: 2007年~現在
・ジャンル: 少年漫画
簡単な経歴
東邦高校を卒業後、名古屋芸術大学デザイン学部に進学しました。在学中に『ヌケガラ』で手塚賞佳作を受賞し、卒業前に『赤マルジャンプ』にて読切『テンコ』でデビューを果たします。その後『僕のヒーロー』も掲載されました。
代表作には、『僕のヒーローアカデミア』があります。
代表作品
『僕のヒーローアカデミア』
2014年から『週刊少年ジャンプ』にて連載がスタートします。これは過去に読切りで掲載された『僕のヒーロー』を元に構想が練られて生まれた作品です。現在も『週刊少年ジャンプ』にて連載中です。
2016年からTVアニメ化もされ、現在までに第5期まで放送されました。次の第6期も2022年秋に放送開始が決定している人気タイトルです。
物語は、世界人口の約8割が超常能力「個性」を持つ超人社会で、「無個性」であった主人公・緑谷出久(みどりやいずく)がヒーローに憧れながらも個性のない自分に絶望する中で、世界No1ヒーローであるオールマイトと出会うことによって、ヒーローを目指せることになったところからストーリーが展開していきます。
澤井啓夫|愛知県豊橋市|ボボボーボ・ボーボボ
プロフィール
・名前 : 澤井 啓夫(さわいよしお)
・生年月日 : 1977年3月14日
・活動期間: 2000年~現在
・ジャンル: 少年漫画・ギャグ漫画
簡単な経歴
2000年に『赤マルジャンプ』にて読切り漫画『山中臭活劇』で漫画家としてデビューします。同年に読切りとしてギャグ漫画『ボボボーボ・ボーボボ』が同誌に掲載されました。その後、『週刊少年ジャンプ』に移ります。
その後も『ふんわり!どんぱっち』『ほんのり!どんぱっち』なども描かれました。
『ボボボーボ・ボーボボ』が代表作となります。
代表作品
『ボボボーボ・ボーボボ』
『週刊少年ジャンプ』での読切り掲載を経て、2001年より同誌で連載が開始されます。2003年にはTVアニメ化もされました。2006年からは、タイトルが『真説ボボボーボ・ボーボボ』に改名されています。
マルハーゲ帝国の支配から、人類の髪の毛の自由と平和を守るため、鼻毛真拳の使い手である主人公・ボボボーボ・ボーボボ とその仲間たちが戦いを繰り広げるギャグバトル漫画です。
安藤正基|愛知県一宮市
プロフィール
・名前: 安藤正基(あんどうまさき) 本名かどうかは不明
・生年月日: 1992年7月22日
・活動期間: 2013年~現在
・ジャンル: 少年漫画
簡単な経歴
名古屋造形大学に進学し、大学2年生の時に『ジャンプスクエア』主催の美大芸大キャラバンで、『危ノーマルメモリアル』が入賞を果たし、同作品で漫画家としてデビューしました。
しかしその後は続かず、大学卒業後はバイトと漫画のアシスタントをしながら作品を描き続けます。その後『月間ComicREX』の編集の目に留まり『八十亀ちゃんかんさつにっき』の連載が決まり、再度漫画家としてのデビューを果たしました。
代表作は、この『八十亀ちゃんかんさつにっき』です。
代表作品
『八十亀ちゃんかんさつにっき』
2016年から『月間ComicREX』にて連載開始し、現在も連載中です。2019年にはTVアニメ化され現在までに第3期まで放送されました
主人公・陣界斗(じんかいと)は、東京都から愛知県に引っ越してきた高校生。高校で出会ったヒロイン・八十亀最中(やとがめもなか)は、名古屋弁まる出しの女子高生。この2人を中心に、界斗の視点を通じて、名古屋弁や愛知県のご当地ネタなどを描いたご当地漫画です。
赤松健|愛知県名古屋市|ラブひな
プロフィール
・名前: 赤松健(あかまつけん)
・生年月日: 1968年7月5日
・活動期間: 1993年~現在
・ジャンル: 少年漫画
簡単な経歴
中央大学在学中は、アニメーション研究会や漫画研究会などに所属していました。
1993年に週刊少年マガジン新人漫画賞で入賞し、漫画家として活動を始めます。
代表作として『ラブひな』『魔法先生ネギま!』などがあります。
代表作品
『ラブひな』
1998年から『週刊少年マガジン』にて連載されて、2000年にはTVアニメ化もされた人気タイトルです。
東京大学を目指す主人公・浦島景太郎(うらしまけいたろう)は、2浪の身で家を追い出され、祖母を頼るのだが、「女子寮」の管理人をすることになってしまった。その女子寮「ひなた荘」の住人であるヒロイン・成瀬川なる、この2人を中心に物語は進行していきます。
『魔法先生ネギま!』
2003年から『週刊少年マガジン』で連載された漫画で、2005年にはTVアニメ化されました。
主人公・ネギ・スプリングフィ-ルドは魔法学校を首席で卒業した天才少年で、「マギステル・マギ(立派な魔法使い)」になるための修行として「日本の学校で教師をする」という課題が与えられたことにより、ストーリーが展開していきます。
ハロルド作石|愛知県春日井市|ゴリラ―マン
プロフィール
・名前: 作石貴浩(さくいしたかひろ)
・生年月日 : 1969年3月16日
・活動期間: 1987年~現在
・ジャンル: 少年漫画
簡単な経歴
1987年に『そうはいかん』で、ちばてつや賞最優秀新人賞を受賞し、'88年に『ゴリラーマン』で連載デビューします。その後『バカイチ』『ストッパー毒島』などを発表しました。
'99年には『BECK』が連載され、その他にも『7人のシェイクスピア』『RiN』などがあります。
代表作は、『ゴリラーマン』『BECK』(ベック)です。
代表作品
『ゴリラ―マン』
1988年に『週刊ヤングマガジン』にて連載された、人気漫画です。
白武高校(しらたけこうこう)に転校してきた無口な主人公・池戸定治(いけどさだはる)は、外見から「ゴリラーマン」というあだ名を付けられていました。ストーリーは、仲間と過ごす日常の描写と、不良の抗争などで物語は進行していきます。
『BECK』
1999年から『月間少年マガジン』で連載され、2004年にはTVアニメ化された人気タイトルです。
2010年には実写映画化され、水嶋ヒロ、佐藤健、桐谷健太などが出演しました。
平凡な毎日に不満を感じている中学生の主人公・田中幸雄は、偶然の出会いで帰国子女のバンドマン・南竜介と出会います。竜介にもらったギターをキッカケに音楽の世界にのめり込んでいきます。ここから、『BECK』のストーリーが始まります。
大橋裕之|愛知県蒲郡市|ゾッキ
プロフィール
・名前: 大橋裕之(おおはしひろゆき)
・生年月: 1980年1月28日
・活動期間: 2005年~現在
・ジャンル: 4コマ漫画など
簡単な経歴
2005年から自費出版で漫画家として活動を開始しました。2007年に音楽雑誌『indies issue』に1ページ漫画が掲載され、同年商業誌『Quick Japan』で『世界最古の電子楽器 静子』が掲載されます。
その後もミニコミやフリーマガジンの場で活動し、その後『週刊ビッグコミックスピリッツ』の巻末コーナーに4コマ漫画が不定期掲載されるなど活動を広めました。
2016年からは俳優活動を開始し、映画『あなたを待っています』では、映画初出演で初主演を務めました。
近年、映画化された『ゾッキ』の原作者として話題になりました。
代表作品
『ゾッキ』
2017年に『ゾッキA 幻の初期作品集』 『ゾッキB幻の初期作品集』 が出版されましたが、こちらは自費出版時代の選りすぐりの作品が収録されています。
2021年にはこの『ゾッキA・B』の中から抜粋・再構成された実写版のコメディ映画が、竹中直人、斎藤工、山田孝之を監督として製作されました。
同年には『ゾッキC 大橋裕之作品集』も出版されました。
楠桂(くすのきけい)|愛知県岩倉市|八神くんの家庭の事情
プロフィール
・名前: 大橋真弓(おおはしまゆみ)
・生年月日 : 1966年3月24日
・活動期間: 1981年~現在
・ジャンル: 少女漫画・少年漫画・青年漫画
簡単な経歴
1981年の15歳の時に集英社のりぼん新人漫画賞で入選して、「何かが彼女にとりついた?』でデビューしました。
その後、少女漫画・少年漫画・青年漫画・ホラーなど幅広いジャンルで数多くの漫画を描いています。
代表作は『八神くんの家庭の事情』『鬼切丸』などがあります。
代表作品
『八神くんの家庭の事情』
1986年から『少年サンデー増刊号』にて連載されました。1990年にVHS・LDにてOVA化され、2003年はDVD版も発売されました。
高校生の主人公・八神裕司(やがみゆうじ)の母親・野美(のみ)は、体質のせいか見た目が異常なほどに若く、そのため息子である裕司は実母・野美を異性として意識するようになってしまい、自他ともに認めるマザコンへと成長してしまいます。そんな主人公を中心に物語が進行していきます。
『鬼切丸』
1992年から『少年サンデー超増刊号』にて2001年まで連載されました。OVA化されたり、舞台化されたりした人気漫画です。
鬼の屍から生まれた名前の無い鬼の少年が手にする日本刀は「鬼切丸」と呼ばれ、唯一鬼を斬ることができる刀。全ての鬼を斬り殺せば人間になれると信じ、鬼でありながら同属の鬼を斬り続けます。
まとめ
愛知県出身の有名漫画家10名とその作品を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
愛知県出身だったと知らなかった作者もいたんじゃないでしょうか?
作者の出身地を知ることによって、漫画を読み直してみると新しい発見があるかもしれませんよ。
楽しんで読んでいただけたのなら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ライター:たまぽん通信編集部 呉東 和虎
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