2023/05/30

広島県

サミットで大注目!G7首脳らに振る舞われた「広島の隠れた名産品」を徹底解説!

5月19日から21日まで広島で開催されたG7サミット。

サミット開催中には、各国首脳が平和記念公園や厳島神社を訪れる様子がメディアで多数取り上げられ、中には首脳たちがリラックスしながら広島の食文化に触れている場面も。駐日英国大使館の公式Twitterでは、スナク首相が広島風お好み焼きを焼く姿が公開され話題となりました。

お好み焼き以外にも、サミットで提供された料理には広島の地元食材がふんだんに使われており、サミット終了直後にも関わらず、即に品切れになっているものもあるそうです。

こちらの記事では、サミット効果で新たに注目を集めている「広島の隠れた名産品」を7つご紹介します。

1.比婆(ひば)牛

サミット1日目のディナーで留肴 (とめざかな)として出されたのが「比婆牛(ひば)」です。比婆牛とは、広島県北東部の庄原市 (旧比婆郡) で生育された広島和牛の1つ。和牛のルーツとされる、日本三大蔓牛(つるうし)の1つ・「岩倉蔓(いわくらづる)」の血統を継いでおり、無駄な脂身が無くサシが繊細であることが特徴です。

広島=牛肉のイメージはあまりないかもしれませんが、日米首脳会談でバイデン大統領との会食にもされた「神石高原(じんせきこうげん)牛」と共に、広島和牛が徐々に注目を集めています!

2.​​東広島こい地鶏

東広島ブランド地鶏開発振興協議会(事務局:東広島市農林水産課)と広島大学がタッグを組んで誕生した「東広島こい地鶏」。サミット初日のランチで肉料理として登場しました。

東広島こい地鶏は、広島大学のキャンパス内で長年の研究のうえ生まれた「広大鶏」と、ロードアイランドレッドを交配して、令和3年に誕生したばかりの地鶏です。JAS認証を取得すれば、広島県初のJAS認証地鶏となるんだそう!

"最上の肉質"を目指して開発された地鶏の味わいは、くちどけのよい良質な脂肪酸と程よい噛み応えが特徴です。

3.湯来(ゆき)のキャビア

広島県の「奥座敷」ともいわれ、温泉街もあることで知られる佐伯区湯来町。海からは程遠い山あいで水と餌にこだわって養殖されたキャビアが、能美牡蠣と共に振る舞われました。

もともとは、ニジマスやヤマメなどの渓流魚を育てていた生簀を利用して、県内では少ないチョウザメの養殖を始めたそうです。

養殖・販売を手がける「広島蝶鮫」では、キャビアだけでなく、親魚であるチョウザメ料理の提供もしているそうです。


4.能美(のうみ)牡蠣

初日のディナーで提供された、広島県を代表する特産品の「牡蠣」。中でも「能美牡蠣」とは、江田島湾の入り江にある内能美、能美海域で収穫されている牡蠣を指します。

周囲を山で囲まれた江田島湾の入江は、牡蠣の餌となるプランクトンが豊富なため、大粒でプリプリの牡蠣が育つのだそう。

山や海と自然豊かな江田島市には、他にもオリーブオイルやレモンを使った加工品など魅力的な特産品がたくさんあります。

5.宮島はちみつ

ランチのデザートとして提供された「宮島はちみつ」。海のイメージが強い宮島で、はちみつが採れるの?と思う方もいるかもしれません。

宮島の中央部には、標高 535mの弥山(みせん)があり、その原生林で採れる百花蜂蜜を「宮島はちみつ」とよんでいます。宮島では季節によって多種多様な花が咲くため、はちみつも採れる時期によって味わいが異なるのだそう。

県の特産品であるレモンと合わせていただくのも美味しそうですね!

6.三次のワイン

1日目のランチで提供されたワインのうちの 1つが、広島三次ワイナリーの白ワイン「TOMOÉ シャルドネ新月 2020」 です。

県北東部に位置する三次市は、県最大のブドウの産地 。自然豊かな三次で水が循環していく様子をイメージして作られた「TOMOÉ 」ブランドは、100%三次産のブドウだけを使用し丁寧に醸造されています。

2022年の「日本ワインコンクール2022(欧州系品種・白部門)」ブロンズ受賞にも選ばれました。


7.東広島市の日本酒 

日本三大酒処としても有名な東広島市西条。サミットで提供された日本酒には、西条に酒蔵を持つ 賀茂鶴酒造の純米大吟醸 「広島錦 」と賀茂泉酒造の純米大吟醸「 壽」も選ばれています。

両酒蔵とも、西条駅を中心に約 1kmにわたる「西条酒蔵通り」に酒蔵を構え、一部を改装した建物内は見学可能となっています。

また、 2022年 7月に完成したばかりの「
道の駅西条のん太の酒蔵」でも、東広島の日本酒が多数販売されています。




以上G7広島サミットで各国首脳に振る舞われた、広島の名産品を紹介しました。

紹介した食材の中には、初めて耳にしたものもあったのではないでしょうか?北部は中国産地、南部は瀬戸内海と豊かな自然に囲まれ、山の幸・海の幸ともに潤沢な広島県は、特産品のバリエーションもさまざまで、高いポテンシャルを持っています。

観光に訪れた際には、ぜひ記事でご紹介した地元食材を味わってみてください!


▶︎サミット中のメニューに関する記事は
こちら



<参考記事>

https://news.yahoo.co.jp/articles/223a4e093f375e9e16763cfc66f3241a385f14ce?page=1

チョウザメ養殖場の紹介 - 観賞魚チョウザメの専門販売-廣島蝶鮫

江田島湾の入り江にある能美海域で育った今が旬の「広島牡蠣」を使った料理を提供『広島牡蠣フェア』開催-TAUメリプリンチペッサ銀座店

広島の日本酒おすすめ26選。軟水で造られた個性豊かな味を楽しもう



ライター:たまぽん通信編集部 いなば


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