2023/05/19

京都府

京都府出身の有名漫画家8選!経歴&代表作まとめ

古都の歴史を持ち、観光地としても人気の「京都府」。

文化やグルメだけでなく、アートでも独自の世界観を持つ京都は、多くの有名漫画家の出身地でもあります。
この記事では京都出身の人気漫画家を紹介し、経歴や代表作をわかりやすく解説します。

吉田 竜夫|京都府京都市|ハクション大魔王

プロフィール

・名前               吉田 竜夫(よしだ たつお)

・生年月日   1932年3月6日

・活動期間   1954年 - 1977年

・ジャンル   少年漫画・ギャグ漫画

簡単な経歴

京都府京都市出身の吉田竜夫は、1954年頃から挿絵や絵物語作家として活動。

1955年、梶原一騎(かじわら いっき)原作の『鉄腕力也』で作画を担当することになり、漫画家デビューしました。
その後も『チャンピオン太』『パイロットエース』などを手掛け、当時を代表する人気漫画家の一人となります。

また、漫画製作と同時にアニメにも強い関心を持ち、1962年にはアニメ制作会社「タツノコプロ」を設立しました。
以後は少しずつアニメ制作に主軸を置くようになり『ハクション大魔王』や『昆虫物語 みなしごハッチ』など、数々の名作テレビアニメで原作を担当するように。

吉田竜夫は、1977年9月に肝臓がんのため死去しましたが、アニメ界にもたらした功績は大きく、2005年には「日本のアニメを作った20人」の特別功労者賞を受賞しています。

代表作品

漫画なら『パイロットエース』『少年忍者部隊月光』、アニメなら『ハクション大魔王』『科学忍者隊ガッチャマン』が代表作です。
漫画作品も後に吉田竜夫自身の手によってテレビアニメ化され、人気を博しました。

辻 なおき|京都府|タイガーマスク

プロフィール

・名前               辻 なおき(つじ なおき)

・生年月日   1935年

・活動期間   1961 - 1997年

・ジャンル   少年漫画

簡単な経歴

京都府出身の辻なおきは、1954年に漫画家デビュー。

1955年に上京するもなかなか芽が出ず、紙芝居や小説の挿絵を描きつつ細々と漫画を制作する生活を送ります。
しかし、1963年「週刊少年キング」にて『0戦はやと』を連載すると、翌年にはアニメ化が決定するほどの大ヒット作品に!

その後も『ばくはつ大将』や、梶原一騎との共作『タイガーマスク』を手掛け、人気漫画家としての地位を確立しました。
また、吉田竜夫が立ち上げた「タツノコプロ」の創設にも参加しています。

代表作品

『タイガーマスク』が代表作品です。
本作は1969年にテレビアニメ化され、最高視聴率31.9%を記録する国民的大人気アニメとなりました。

さらに2013年には実写映画化され、漫画連載当時を知らない世代からも高い評価を得ています。

みうら じゅん|京都府京都市|アイデン&ティティ

プロフィール

・名前               みうら じゅん

・生年月日   1958年2月1日

・活動期間   1980年 -

・ジャンル   ギャグ漫画

・公式サイト みうらじゅんOFFICIAL SITE miurajun.net

簡単な経歴

京都府京都市出身のみうらじゅんは、武蔵野美術大学在学中からエッセイスト・糸井重里(いとい しげさと)の事務所に入り浸り、イラストカットの仕事を請け負っていました。

1979年からは「ガロ」に漫画の持ち込みを始め、1980年に『うしの日』で漫画家デビュー。
ガロの編集長は当初『うしの日』にボツを出しましたが、編集長とも親交があった糸井重里が掛け合ってくれたおかげで掲載され、デビューに至りました。

その後は漫画制作と並行して、エッセイの執筆やメディアへの出演、バンド活動などにも取り組み多彩ぶりを発揮。
漫画家、エッセイスト、評論家、タレントなど、あまりにも肩書きが増えすぎたため、本人は自身の職業を「イラストレーターなど」と呼んでいます。

代表作品

『アイデン&ティティ』が代表作品です。
本作はみうらじゅんの自伝的漫画として人気を集め、2003年には映画化もされました。

ヒガアロハ|京都府|しろくまカフェ

プロフィール

・名前               ヒガアロハ

・生年月日   2月10日

・活動期間   2006年 - 

・ジャンル   少女漫画

・公式Twitter @alohahiga

簡単な経歴

京都府出身のヒガアロハは、2006年「月刊フラワーズ」に『しろくまカフェ』が掲載され、漫画家デビュー。

人間社会に溶け込む動物たちをユーモアたっぷりに描いた本作は、デビュー作であるにもかかわらず高く評価され、そのまま同誌の人気連載漫画となります。
また、2012年からはテレビアニメ化され、こちらも高い人気を獲得しました。

本作は2013年に完結しましたが、2014年には「Cocohana(ココハナ)」にて、続編となる『しろくまカフェ today's special』を発表し、2022年1月現在も連載中です。

代表作品

『しろくまカフェ』が代表作品です。
アニメ化された際は、作者であるヒガアロハもヤマアラシファンクラブ役で声優に挑戦し、話題となりました。

また、2020年には本作公認のカフェレストラン「しろくまカフェ 高田馬場店」が、移転を理由に閉店。

移転先に選ばれたのは沖縄県宮古島市で、2021年7月には「しろくまカフェ宮古島店」がオープンしています。

かきふらい|京都府|けいおん!

プロフィール

・名前               かきふらい

・生年月日   不明

・活動期間 2003年 -

・ジャンル   青年漫画

・公式サイト 海の幸定食

簡単な経歴

京都府出身のかきふらいは、2003年頃から同人作家として活動を開始。

自身の公式サイト名にもなっている「海の幸定食」というサークル名にて活動していました。
その後、2007年には商業誌デビューし「まんがタイムきらら」にて『けいおん!』の連載を開始します。

軽音部に所属する女子高生たちのゆるい日常を描いた本作は瞬く間に同誌の看板作品となり、アニメ化されるとさらに人気が加速!


本作は2010年に連載を終了しますが、翌年からは続編となる『けいおん!College』『けいおん!HighSchool』を同時連載し、こちらも多くのファンを魅了しました。

2018年からは、登場キャラクターおよび物語の舞台を一新した『けいおん!Shuffle』の連載をスタートさせ、こちらも2022年1月現在まで続く人気作となっています。

代表作品

『けいおん!』が代表作品です。

本作は2度のアニメ化、映画化も果たし、社会現象にもなるほど爆発的ヒットを記録しました。
なお、アニメでは京都府内のあらゆる場所が聖地として登場し、今でも多くのファンが巡礼に訪れています。

浅野 りん|京都府京都市|であいもん

プロフィール

・名前               浅野 りん(あさの りん)

・生年月日   2月23日

・活動期間   1991年 -

・ジャンル   コメディ漫画

・公式Twitter @rin_asano

簡単な経歴

京都府京都市中京区出身の浅野りんは、アンソロジー形式の単行本に寄稿する形で1991年頃から活動を開始。

1993年「フレッシュガンガン」に『プロブレム・ハウス』を発表して、漫画家デビューします。

デビュー後は『CHŌKOビースト!!(ちょーこ ビースト!!)』や『天外レトロジカル』など、コンスタントに作品を発表し、幅広い世代から愛される人気漫画家となりました。

また、京都が舞台の作品を多く手掛け、京都の地名に由来した名前を持つキャラクターを多く生み出していることから、京都愛が強い作家としても有名です。

2016年からは「ヤングエース」にて、京都を舞台にしたハートウォーミングストーリー『であいもん』を発表し、2022年1月現在も連載中です。

代表作品

『であいもん』が代表作品です。

本作は2019年に京都市内を走る鉄道・叡山電鉄(えいざんでんてつ)とコラボレーションして限定コラボ切符を販売したほか、2022年にはテレビアニメ化されることが発表されています。

中道 裕大|京都府京都市|放課後さいころ倶楽部

プロフィール

・名前               中道 裕大(なかみち ひろお)

・生年月日   1979年5月8日

・活動期間   2002年 -

・ジャンル   少年漫画

・公式Twitter @shimaneko555

簡単な経歴

京都府京都市右京区出身の中道裕大は、2002年に手掛けた『風』が、第50回小学館新人コミック大賞を受賞。

同年には『風』が「週刊少年サンデー」に掲載され漫画家デビューしました。
デビュー後しばらくの間は読切作品を多く手掛けていましたが、2006年に浜中明(はまなか あきら)原作の『ハルノクニ』で作画を担当し連載を経験してからは、長編作品も執筆するように。

2009年から約4年間「ゲッサン」にて『月の蛇 〜水滸伝異聞〜』(つきのへび すいこでんいぶん)を連載し、2013年からは同誌で『放課後さいころ倶楽部』を連載中です。

代表作品

『放課後さいころ倶楽部』が代表作品です。

作者の出身地でもある京都を舞台に少女たちの成長を描いた本作は、2019年にはテレビアニメ化もされました。

樋口 橘|京都府|学園アリス

プロフィール

・名前               樋口 橘(ひぐち たちばな)

・生年月日   3月16日

・活動期間   1996年 -

・ジャンル   少女漫画

・公式Twitter @kobutar

簡単な経歴

京都府出身の樋口橘は、1995年『ブラ・シス』で白泉社第8回ベストまんがスクール・ストーリー部門のトップ賞を受賞。

翌年発行の「別冊花とゆめ」に『5月のサクラ』が掲載され漫画家デビューします。

2002年「花とゆめ」にて『学園アリス』の連載をスタートさせると、少女漫画らしいスクールラブコメが多くの読者を虜にし大ヒット!
本作は連載が終了した2013年時点でコミックスの累計発行部数が700万部を突破しており、多くのファンから支持される大人気漫画となりました。

なお、2022年1月現在はWebコミック配信サイト「マンガPark」に作品発表の場を移し『シャンピニオンの魔女』を連載中です。

代表作品

『学園アリス』が代表作品です。

本作は2004年にテレビアニメ化されたほか、ゲーム化、ドラマCD化も果たしています。
また、アニメは韓国でも放送され、日本だけにとどまらない人気を見せました。

まとめ

京都出身の有名漫画家を8人紹介しましたが、気になる作家さんは見つかりましたか?
京都出身の漫画家さんのなかには、自身の出身地を作品に色濃く反映し、地元愛に溢れた漫画を手掛けている方も多いです。

この記事で紹介した漫画家や作品で気になるものがあった方は、ぜひ一度読んでみてくださいね!

参考資料

タツノコプロ

Wikipedia 辻なおき

テレビ東京・あにてれ しろくまカフェ

TBSアニメーション・けいおん!!公式ホームページ

TVアニメ「であいもん」公式サイト

アニメ『放課後さいころ倶楽部』公式サイト

学園アリス - ANIPLEX

ライター:たまぽん通信編集部 ごとう ゆき

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