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2023/06/28

愛知県

愛知県が舞台になっている映画おすすめ7選

さまざまな映画が日本各地で撮影が行われていますが、映画を見たことがある作品でも、ロケ地を言われてみて初めて気づいたという作品もあるのではないでしょうか？

また、見たことのない作品でも自分の地元や関連がある街がロケ地の作品と知れば、一度見てみようという気持ちにもなります。

ここでは愛知県在住の筆者が、愛知県が舞台となっているおすすめ映画7作品を紹介していきます。

『ビリギャル』｜名古屋市

2013年12月に発行され、ベストセラーとなった書籍『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』が、2015年に『映画ビリギャル』として公開されました。

『ビリギャル』の舞台となったのは、名古屋であったことはご存知でしたか？

主人公・さやかのモデルである小林さやかは、名古屋市のお嬢様学校として有名な中高大一貫校の私立「愛知淑徳学園」(愛知淑徳中学校・高等学校)に通学していました。作中での名称は、私立明蘭女子(中学部・高等部)に変更してあります。

劇中には、名古屋市・栄の「プリンセス大通り」や「オアシス21」など名古屋市の街並み、「名古屋市公会堂」や「上野天満宮」など多数がロケ地として登場しています。

作品概要

監督：　　　土井裕泰(どいのぶひろ)
脚本：　　　橋本裕志(はしもとひろし)
原作：　　　坪田信貴(つぼたのぶたか)
公開日：　　 2015年５月1日
主題歌：　　「可能性～映画『ビリギャル』バージョン～」/サンボマスター前編

　　　　　　「可能性～映画『ビリギャル』バージョン～」/サンボマスター後編
PV：　　　　映画『ビリギャル』予告編
キャスト　　有村架純・伊藤淳史・野村周平・田中哲司・吉田羊・他

あらすじ

小学生の頃、転校を繰り返し周囲に馴染めずに友達もできなかった主人公・さやか。ある日さやかは、母・あかりとの下校途中で、ある中学校の制服に目を奪われます。その制服は中高大一貫校の私立・明蘭女子中学校でした。あかりはさやかに「わくわくすることだけしてればいいの」と、その中学校への進学を勧めます。

さやかは、明蘭女子中学校に入学し初めて友達ができました。そしてあかりに言われた通りまったく勉強もせずに、楽しいことだけ追いかけた結果、高校では成績最低クラスに振り分けられます。

そんなある日、タバコを所持していることが教師に見つかり、無期停学処分に。夏休み前でもあったことから、さやかは髪を金髪に染めました。

そんな高校２年の夏、さやかはあかりから進学塾である青峰塾へ通うことを進められ通うことになります。その時の彼女の成績は、偏差値30で学年ダントツでビリの筋金入りのギャルでした。

そんな彼女が目指すのは慶應義塾大学。ここから奇跡の物語が始まります。

『名も無い日』｜名古屋市

2021年に公開されたばかりの『名も無い日』は、本作品の監督であり、カメラマンでもある日比遊一(ひびゆういち)の実体験に基づいて描かれました。

『名も無い日』は、日比監督の出身地でもある名古屋市熱田区を舞台の中心にストーリーが展開していきます。ロケ地には熱田神宮をはじめ、熱田神宮商店街や宮の渡し公園、かつて熱田魚広場があった大瀬古公園などが登場します。熱田神宮に劇場映画の撮影でカメラが入ったのは初めてだったそうです。

作品概要

監督：　　　日比遊一(ひびゆういち)
脚本：　　　日比遊一
公開日： 2021年5月28日(東海三県先行公開)

　　　　　 2021年6月11日
主題歌：「A Day with No Name」/エミーマイヤー
PV：　　映画『名も無い日』予告編

映画「名も無い日」予告編②
キャスト　　永瀬正敏・オダギリジョー・金子ノブアキ・今井美樹・

　　　　　　真木よう子・他

あらすじ

愛知県の名古屋市熱田区で生まれ育った長男・小野達也(永瀬正敏)は、自由奔放な性格で自身の夢を追い求め写真家としてニューヨークで25年もの年月を過ごしていました。

そんなある日、次男・章人(オダギリジョー)の訃報を受け、地元・名古屋に帰郷します。自ら破滅の道へと進んでいった章人の身に一体何が起きたのか？

圧倒的な現実を前にして、シャッターを切ることができないでいる達也。その現実を受け取めることができずにいる三男・隆史(金子ノブアキ)。

達也は章人の死と向き合うべく、過去の記憶を探るようにカメラを手に名古屋の街を巡ります。

『ゾッキ』｜蒲郡市

2021年に公開された映画『ゾッキ』は、漫画家・大橋裕之の漫画が原作で2017年に発行された初期作品集『ゾッキA』『ゾッキB』の中から抜粋・再編成されて映画化されました。

漫画『ゾッキ』に惚れ込み映画化を熱望した竹中直人が、山田孝之・斉藤工に自らオファーし、この共同映画製作がスタートしました。

原作者・大橋裕之の出身が愛知県蒲郡市ということで、本編で多く登場する名鉄蒲郡線の「西浦駅」をはじめ、同市内でほぼすべてのロケが行われました。

「ゾッキ」という言葉の意味は「寄せ集め」という古本市場で使われる特殊用語です。

作品概要

監督：　　　竹中直人・山田孝之・斎藤工(さいとうたくみ)
脚本：　倉持裕(くらもちゆたか)
原作：　大橋裕之(おおはしひろゆき)
公開日： 2021年3月26日(愛知県先行)

2021年４月2日
主題歌：「私を離さないで」/Chara feat.HIMI
PV：　　映画『ゾッキ』予告編
キャスト吉岡里帆・鈴木福・満島真之介・倖田來未・竹原ピストル・

松井玲奈・石坂浩二・松田龍平・ピエール瀧・他

あらすじ

場所は愛知県蒲郡市、前島りょうこ(吉岡里帆)は同居の祖父(石坂浩二)から「人は秘密を抱えることで生き続けることができる。・・・だから秘密を大事にしろ」と告げられます。

アルバイトをしながら漫画を描いている伊藤(鈴木福)は、ある日衝撃的な出来事をニュースで知り、悪夢でうなされるようになりました。

伊藤の隣人である藤村(松田龍平)は、アテが無いというアテを頼りに、自転車でアテの無い旅に出ます。

牧田(森優作)は成り行きでついた嘘をきっかけに、やっと友達ができ、その友達・伴(九条ジョー)は嘘を信じ続け牧田は頭を悩ませます。

マサル(渡辺佑太郎)は、消息不明の父(竹原ピストル)と幼いころに体験した奇妙な出来事を思い出していました。

寄せ集められた小さな話しの数々が、やがてまさかの展開に・・・。

『空白』｜蒲郡市

2021年９月に公開されたばかりの映画『空白』は、サスペンス・ヒューマンドラマで、古田新太と松坂桃李が主演を務め、実写映画初の共演となりました。

この作品は、愛知県蒲郡市でロケが行われ、竹島埠頭や蒲郡駅前商店街などをはじめ、数多くの場所が登場します。

作品概要

監督：　　吉田恵輔(よしだけいすけ)
脚本：　　吉田恵輔
公開日： 2021年9月23日
PV：　　　『空白』本予告映像
キャスト　　古田新太(ふるたあらた)・松坂桃李・田畑智子・寺島しのぶ・他

あらすじ

すべてのはじまりは、娘・添田花音の万引き未遂から始まりました。花音はスーパーで万引きしようとしたところを、店長・青柳直人に見つかり、店外に逃げ出し、店長に追いかけられた末に車に轢かれて死亡してしまいます。

事故前には娘に対し無関心であった父親・添田充は、せめて彼女の無実を証明しようとスーパーの店長・青柳を筆頭に狂気的に関係者を追い詰めていきます。

誰が加害者で、誰が被害者なのか・・・誰もが当事者になりうる悲しい物語が展開していきます。

『ゲロッパ！』｜蒲郡市

『ゲロッパ！』は、2003年に公開されました。激辛映画批評でも有名な井筒和幸が監督し、西田敏行主演の人情コメディ映画です。

この『ゲロッパ！』の舞台となったのが愛知県蒲郡市で、「ラグーナ蒲郡」などが登場します。

常盤貴子が電話をかけているシーンの背景には、蒲郡プリンスホテル(現在：蒲郡クラシックホテル)が映っており、このホテルは昭和天皇も泊ったことがあるという由緒正しきホテルなのです。

作品概要

監督：　　　井筒和幸(いづつかずゆき)
脚本：　　羽原大介(はばらだいすけ)・井筒和幸　
公開日： 2003年8月16日　
キャスト　　西田敏行・常盤貴子・岸部一徳(きしべいとく)・山本太郎・

桐谷健太・寺島しのぶ・ラサール石井・木下ほうか・

トータス松本・岡村隆史・他

あらすじ

あと数日で収監されるヤクザの親分・羽原大介(西田敏行)は、刑務所に入る前に離れ離れとなってしまっていた娘・上原かおり(常盤貴子)に会いに行くことにします。しかし、彼にはもうひとつ心残りがあったのです。それは、大ファンであるジェームス・ブラウンのコンサートに行くことでした。

そんな中、大介が組の解散を口にします。混乱した子分たちですが、大介の長年の弟分・金山正男(岸部一徳)は大介の大好きなジェームス・ブラウンに会わせれば解散話を撤回できるかもしれないと、子分たちに彼を拉致してくることを指示します。

この無謀な計画はどうなるのでしょうか？

『ねことじいちゃん』｜西尾市

『ねことじいちゃん』は、イラストレーターのねこまき(ミューズワーク)による漫画作品で、2015年にコミック1巻が発行され、現在までに最新刊の7巻が発行されています。

その『ねことじいちゃん』が、2019年に実写映画として公開されました。世界的動物写真家の岩合光昭が映画初監督を務め、その撮影のほとんどが愛知県西尾市の佐久島で行われました。

作品概要

監督：　　　岩合光昭(いわごうみつあき)
脚本：　　坪田文(つぼたふみ)
原作：　ねこまき(ミューズワーク)
公開日：　　 2019年2月22日
PV：　　　　『ねことじいちゃん』予告編
キャスト　　　立川志の輔・柴咲コウ・柄本裕・小林薫・田中裕子・他

あらすじ

2年前に妻(田中裕子)に先立たれた春川大吉(立川志の輔)は、島で飼い猫のタマと暮らしています。タマとの散歩が毎日の日課。妻の残した料理レシピノートを完成させることを趣味としています。

島でカフェをオープンさせた美智子(柴咲コウ)に料理を教わったり、幼馴染の巌(小林薫)や気心知れた友人たちとのんびりと流れる時間がいつもでも続く・・・そう思っていました。

そんななか、友人の死、大吉の体の不調、穏やかだった日々に変化が起こり始めた矢先に、タマが姿を消してしまいます。

これから一人と一匹は、どのような人生を選択するのでしょうか？

『ちゃんと伝える』｜豊川市・豊橋市

『ちゃんと伝える』は、2009年に、園子温監督によって撮影された映画です。主役は、この映画が初の主演作品となるEXILEのAKIRAが演じました。

この作品の舞台は、豊川市で園子温監督の出身地でもあります。ロケは豊川市を中心に豊橋市・蒲郡市・新城市など東三河ですべて行われました。

作品概要

監督：　　園子温(そのしおん)
脚本：　　園子温
公開日：　　 2009年8月22日
キャスト　　 AKIRA・伊藤歩(いとうあゆみ)・奥田瑛二・高橋惠子・

　　　　　　佐藤二郎・満島ひかり

あらすじ

稲荷神社の門前町に住む主人公・北史郎(AKIRA)は、隣の市の地域タウン誌の編集部で務めています。ある時、史郎の父・徹二(奥田瑛二)が癌で入院することになります。

父は教育に厳しい人で、史郎が通っていた高校の教師であり、所属していたサッカー部の顧問でもありました。そんなことから大人になってからも父とは距離をとってしまい、言葉を交わすこともあまりありませんでした。

そこで史郎は、毎日病院を訪れ父と会話をすることを決心します。そうすることで、2人の距離は徐々に縮まっていきます。

そんな中、史郎も体調不良に・・・検査の結果は・・・