観光案内所が設置されていたり、その土地でしか手に入らない名産品が販売されていることから、旅の途中でつい立ち寄ることが多い道の駅。

中でも、全国で最多の道の駅を有する北海道には、127駅もの個性的な道の駅があります。

数ある道内の駅の中で、旅行雑誌「北海道じゃらん」による今年の道の駅ランキング・食事メニュー部門で、13年連続1位に輝いているのが厚岸（あっけし）郡にある「厚岸グルメパーク・コンキリエ」です。

公式HP▶︎厚岸味覚ターミナル コンキリエ


道民からも、観光客からも人気の高い厚岸の道の駅・コンキリエを実際に訪れたので、その魅力をレポートします！

厚岸とは？

厚岸町は、北海道の南東部に位置し、南には厚岸湾が深く入り込み自然豊かな町です。

空港のある釧路市からは根室方面へ車で約2時間。道中は、釧路ならではの湿地帯や牧草地を眺めながら北海道ならではの景色を楽しむことができます。電車で訪れるなら釧路駅からJR花咲線に乗車し、約50分で到着します。

厚岸はアイヌ語で「アツケシ＝牡蠣の漁場」が由来という説があるほど、道内で有数の牡蠣の産地。水温が低く通年温度変化が少ない厚岸では、年中質の良い牡蠣が獲れる上に、栄養分豊富な海域なため、身がふっくらとして甘みが強い牡蠣が育つのだそうです。

牡蠣愛が溢れるグルメパーク！

13年連続1位を獲得していることもあり、その本気度が伝わります。至るところに「牡蠣推し」が散りばめられたコンキリエには、レストランが3軒併設されている他、ミニ水族館や展望台もあり、家族連れでも楽しめる仕様になっています。

今回は、2Fの炭焼炙屋で海鮮バーベキューをいただきました。厚岸のブランド牡蠣である「マルえもん」や「カキえもん」のほかに、つぶ貝やホタテ、ほっけなど道内で獲れた新鮮な魚介類を自由に楽しむことができます。



隣のレストラン「オイスターバール」では、厚岸大橋を眺めながら、厚岸産のウイスキーと生牡蠣を味わうこともできます。昨今海外でも人気があり、高値で取引される厚岸のウイスキーと牡蠣のマリーアージュは格別です。



レストラン以外にも1Fにあるオイスターカフェでは牡蠣を気軽に味わえます。定番の蒸し牡蠣のほかに、牡蠣の唐揚げやコンキリエのオリジナルキャラクター「オーイ★スター君」のおやき など、コンキリエでしか食べられないメニューも充実。

スポイトで厚岸のウイスキーをかけていただくソフトクリームも、斬新ながら大人の味わいでとっても美味しかったです！

道の駅から足を伸ばして道東観光も

厚岸大橋を渡り、車を15分ほど走らせると、厚岸の代表的な観光名所「愛冠（あいかっぷ）岬」があります。厚岸湾に突き出るこの岬は、数十mの断崖上にあり眼下には壮大な海岸が広がっているので、ぜひ帰りに立ち寄ってみてください。

2021年3月に、近隣のまち（釧路町、浜中町及び標茶町）とともに「厚岸霧多布昆布森国定公園」として指定された厚岸町。夏には厚岸湾で潮干狩りや、 ラムサール条約登録湿地の別寒辺牛湿原でのんびりカヌーツーリングなども楽しめます。道の駅コンキリエではこれらのネイチャーツーリズムの予約などもしているようです。

道央や道南と比べると、交通の便もあまり良くないため、なかなか旅行地として選びにくい道東ですが、自然と美味しいものに溢れて「THE北海道」を感じられる地域です。

道東に旅行に行く際には、ぜひ厚岸町の道の駅も訪れてみてください！

参考記事：

厚岸町

たまぽん通信編集部：いなば

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