2023/08/16

鳥取県

『ゲゲゲの鬼太郎』聖地巡礼スポット10選!舞台となった境港&調布を紹介

1968年に初めてアニメ化されて以降、定期的に新シリーズが制作され愛され続けている作品『ゲゲゲの鬼太郎』。

作者・水木しげる(みずき しげる)さんが育った鳥取県境港市と、上京後に住んでいた東京都調布市は『ゲゲゲの鬼太郎』の聖地とされ、子どもから大人まで多くのファンが巡礼に訪れています。

この記事では、境港市と調布市にある『ゲゲゲの鬼太郎』の聖地巡礼スポットを10か所紹介!

遊び心満載で何度訪れても楽しめる聖地に、ぜひ足を運んでみてください。

『ゲゲゲの鬼太郎』の作品概要

・原作 水木 しげる(みずき しげる)

・制作会社  東映アニメーション

・監督 高橋 信也(たかはし しんや)、入好 さとる(いりよし さとる)、小泉 昇(こいずみ のぼる)ほか

・脚本 辻 真先(つじ まさき)、星山 博之(ほしやま ひろゆき)、大野木 寛(おおのぎ ひろし)ほか

・放送期間  第1シリーズ:1968年1月~1969年3月 第2シリーズ:1971年10月~1972年9月 第3シリーズ:1985年10月~1988年3月 第4シリーズ:1996年1月~1998年3月 第5シリーズ:2007年4月~2009年3月 第6シリーズ:2018年4月~2020年3月

・話数 第1シリーズ:全65話 第2シリーズ:全45話 第3シリーズ:全115話 第4シリーズ:全114話 第5シリーズ:全100話 第6シリーズ: 全97話

・PV: オープニング主題歌「ゲゲゲの鬼太郎」(歌:氷川きよし)


『子育て幽霊』という民話を脚色して作られた紙芝居『墓場奇太郎』を題材にして、水木しげるさんが『墓場の鬼太郎』という紙芝居を手掛けたのが、『ゲゲゲの鬼太郎』のはじまり。


紙芝居版の鬼太郎はあまり人気が出ませんでしたが、漫画化するとじわじわとファンが増え、やがて安定的な人気を得ました。


そして1968年には、作品タイトルを『墓場の鬼太郎』から『ゲゲゲの鬼太郎』に改題。


これは、アニメ化するにあたり「タイトルに墓場とつくのはちょっと...」と難色を示したスポンサーを納得させるためだったといいます。


なお「ゲゲゲ」になった理由は、水木しげるさんが幼かったころ自分の名前をうまく言えず「ゲゲル」と言っていたことからヒントを得たそうです。


こうして『ゲゲゲの鬼太郎』としてアニメ放送が始まると人気はさらに加速し、今では日本を代表する大人気妖怪作品となりました。

『ゲゲゲの鬼太郎』のあらすじ

鬼太郎は、かつて地球の支配者だった「幽霊族」という妖怪の最後の生き残り。


正義感が強い鬼太郎は「妖怪と人間が共存できる世界」を目指し、悪い妖怪に悩まされている人間から依頼を受けて妖怪退治しています。


妖怪でありながら人間の味方をする鬼太郎は「妖怪の裏切り者」と非難されることも少なくありません。


しかし、父・目玉おやじや妖怪仲間らは鬼太郎の「人間という自分と違う相手でもちゃんと受け入れるべき」という考えに理解を示し、知恵や力を貸してくれています。

『ゲゲゲの鬼太郎』の聖地は鳥取県境港市(さかいみなとし)

『ゲゲゲの鬼太郎』の聖地として最も有名なのは、原作者・水木しげるさんの出身地である鳥取県境港市です。


境港市が『ゲゲゲの鬼太郎』の聖地になったのは、一つのアイデアがきっかけ。


かつては活気があった境港市の商店街は、近隣に次々誕生した大型スーパーの影響を受けて1970年ごろから衰退の兆候が見られました。

そして商店街を再び盛り上げるために打ち出されたアイデアこそ、水木しげるさんの作品を使った町おこしだったのです。


境港市から協力を依頼された水木しげるさんは快諾し
、1993年には作品に登場するキャラクターのブロンズ像を23体も歩道に設置した「水木しげるロード」が完成。


道を歩けばいたるところで妖怪のブロンズ像と出くわす斬新なアイデアはマスコミで大きく取り上げられ、水木しげるロードは瞬く間に『ゲゲゲの鬼太郎』の聖地として認知されるようになりました。


なお、水木しげるロードに設置されたブロンズ像はその後もコツコツとキャラクターが追加され、2023年6月現在は177体ものキャラクターと出会える場所になっています。

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東京都調布市も鬼太郎の聖地

境港市が有名ですが、実は東京都調布市も『ゲゲゲの鬼太郎』の聖地です。

調布市は、上京した水木しげるさんが50年近く住んだ場所であり、いわば第二の故郷。


水木しげるさんは2008年、調布市名誉市民にも選ばれています。


そして『ゲゲゲの鬼太郎』の漫画では、鬼太郎が調布市にある布多天神社(ふだてんじんしゃ)裏の雑木林に住んでいると描かれているため、聖地となりました。


また、妖怪は人口がそこまで多くなく自然豊かな土地を好むそうで、この条件を満たす調布市は「妖怪が暮らす町」とも呼ばれています。

『ゲゲゲの鬼太郎』の聖地巡礼スポット【境港編】

ここからは鳥取県境港市にある『ゲゲゲの鬼太郎』の聖地巡礼スポットを紹介します!

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水木しげるロード

水木しげるロードは、177体もの妖怪ブロンズ像が点在する商店街です。


生き生きとしたブロンズ像が並ぶ街並みは圧巻で、不思議な世界観が楽しめます。


また、目玉おやじの形をした街灯や夜になると行われるブロンズ像ライトアップなど、街の細部までさまざまな趣向が凝らされているところも注目ポイント!


水木しげるロードでは35個のスタンプを集めるスタンプラリーも開催されているので、ぜひ参加してみてください。

住所:〒684-0004 鳥取県境港市大正町

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水木しげる記念館

境港駅から水木しげるロードを通り抜けると辿りつくのが、水木しげる記念館です。


水木しげる記念館は『ゲゲゲの鬼太郎』をはじめとする、水木しげる作品の原画やコレクションが保管展示されている施設。

なお、記念館は2023年3月から建て替え工事を行っており、現在は休館しています。


工事は2024年春頃終了の予定なので、リニューアルオープンの時期に合わせて聖地巡礼してもいいですね。

住所:〒684-0025 鳥取県境港市本町5番地

河童の泉

河童の泉は、水木しげるロード内の妖怪広場にある泉で、妖怪たちの癒しスポットです。


泉の周辺には鬼太郎やねずみ男といったお馴染みのキャラクターのほか、水に関係する妖怪たちのブロンズ像が集っています。


毎週日曜日には水木しげるさんが描き下ろした紙芝居が上演されるので、ぜひ鑑賞してみてくださいね。


泉付近の4か所から噴出する霧の演出も要チェックです。

住所:〒684-0004 鳥取県境港市大正町

ぬりかべ商店

ぬりかべ商店は、水木しげるロード内にあるお土産屋さんです。


お店の名前からも想像できる通りぬりかべのグッズを多く取り扱っており、ぬりかべファンにはたまらない空間になっています。


水木しげるロードにはいくつものお土産屋さんがありますが、ぬりかべに特化したお土産屋さんはレア。


昭和20年代後半に建てられた民家を改装して作られた店内は昭和レトロで、雰囲気たっぷりです。

住所:〒684-0005 鳥取県境港市松ケ枝町7

妖怪神社

妖怪神社は『ゲゲゲの鬼太郎』の世界観で構成されている神社です。


「日本全国のさまざまな妖怪たちが一同に集う場所」とされていて、水木しげるロードにいる妖怪たちのふるさとでもあります。


水木しげるさんが入魂した御神体・黒御影(くろみかげ)石には不思議な力があるといわれ、パワースポットとしても人気。

「目玉おやじ清めの水」や「妖怪絵馬」など、随所で鬼太郎の世界観を感じられます。

住所:〒684-0004 鳥取県境港市大正町62-1

ゲゲゲの妖怪楽園

ゲゲゲの妖怪楽園は、水木しげるさんが監修した妖怪のテーマパークです。


園内には巨大ながしゃどくろと一緒に写真撮影できるフォトスポットや、ここでしか買えないオリジナルグッズを取り扱う売店などがあり、楽しくも妖しい世界を体験できます。

また、園内にはいろんな妖怪が隠れているので、探してみるのも楽しそう。


遊び疲れたら妖怪茶屋で提供されている名物「妖怪ラテ」で一息つくのがおすすめです。

住所:〒684-0006 鳥取県境港市栄町138

鬼太郎妖怪倉庫

鬼太郎妖怪倉庫は妖怪たちが潜む倉庫内を探検する、参加型のお化け屋敷です。


不思議な森を抜けると妖怪たちの棲み処に到着するので、倉庫内に隠された印を探しながら自由に探検してみてください。

妖怪たちの棲み処には、さまざまな仕掛けや抜け道もありますよ!


入場券の裏面はスタンプラリー色紙になっており、全てのスタンプを押すと「開運ノ札」が完成します。

住所:〒684-0004 鳥取県境港市大正町215

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『ゲゲゲの鬼太郎』の聖地巡礼スポット【調布編】

ここからは東京都調布市にある『ゲゲゲの鬼太郎』の聖地巡礼スポットを紹介します!

天神通り商店街

天神通り商店街は、別名「鬼太郎通り」とも呼ばれ『ゲゲゲの鬼太郎』に登場するキャラクターのモニュメントが見られる場所です。


飲食店をはじめとした約45店舗が軒を連ね、食べ歩きにもぴったり。

さりげない場所にも鬼太郎ファミリーが隠れているので、ぜひ探して写真を撮ってくださいね!

住所:〒182-0024 東京都調布市布田1丁目

布多天神社

布多天神社は、奥にある雑木林に鬼太郎たちが住んでいるとされる神社です。

そのため社殿の裏手にある御神域は「鬼太郎の森」とも呼ばれています。
御神域のため通常の参拝客は入れませんが、入口からそっと眺めるだけでも不思議なパワーを感じられるでしょう。

また、神社では『ゲゲゲの鬼太郎』のおみくじを引くことができます。

住所:〒182-0021 東京都調布市調布ケ丘1丁目8-1

鬼太郎茶屋

鬼太郎茶屋は『ゲゲゲの鬼太郎』のカフェ・ショップ・ギャラリーが集っている場所です。


ここでしか楽しめない限定メニューやグッズ、展示物も多く、さまざまな形で鬼太郎の世界観を堪能できます。

疲れて少しお茶したいときはもちろん、お土産探しにもうってつけです。

住所:〒182-0017 東京都調布市深大寺元町5−12−8

まとめ

『ゲゲゲの鬼太郎』の聖地を10か所紹介しました。

鳥取県と東京都に聖地があるため、アクセスしやすいほうを自分で選択できるのも嬉しいポイント。

ぜひ『ゲゲゲの鬼太郎』の聖地で、妖怪たちの息吹を感じてみてください!

<参考>

「ゲゲゲの鬼太郎」-東映アニメーション

水木しげるロード・ガイドマップ|【境港観光ガイド】さかいみなと、と

水木しげる記念館

妖怪神社 | 妖怪神社公式サイト -境港・水木しげるロードの妖怪神社-

-水木しげるーゲゲゲの妖怪楽園公式サイト-

妖怪倉庫

天神通り商店会 |調布市|調布どっとこむ

布多天神社|調布の里の鎮守様

鬼太郎茶屋 調布市深大寺

たまぽん通信編集部 ごとう ゆき

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