日本一大きな湖・琵琶湖を有する滋賀県は、多くの作品の舞台となっています。

本記事では、滋賀県が舞台となった作品を紹介していきます。

けいおん！（犬上郡豊郷町）

2007年から2012年まで連載された漫画である『けいおん！』は、一部、滋賀県の豊郷町が舞台となっています。

2009年から2011年まで、京都アニメーション制作によるアニメが公開され、当時は社会現象を引き起こすほどの人気となりました。

作品概要

あらすじ

新入生が部活動を決める頃、田井中律は秋山澪を連れて軽音部の見学にいく。しかし、なんと軽音部は、メンバーを4人集めないと存続できない状況になっていた。

その場にいた琴吹紬を入れて、あと1人を探しているところに「軽い音楽」と勘違いした楽器初心者の平沢唯が入部してくる。

スポット

『けいおん！』の舞台スポットは豊郷小学校旧校舎群です。原作再現度も非常に高く、放課後ティータイムの部室や、ライブ演奏した講堂にも出入りできます。

また「東洋一の小学校」と言われるほどの建築美が魅力です。

中二病でも恋がしたい！（大津市・近江八幡市・日野町）

2012年から放送開始された『中二病でも恋がしたい！』は、滋賀県の大津市、近江八幡市、日野町が舞台です。

作品概要

あらすじ

中学生の時に典型的な中二病を患っていた富樫勇太は、高校デビューのために黒歴史を全て捨て去り、順風満帆な高校生活を送ることを決意する。

しかし入学初日、現在進行形の中二病患者・小鳥遊六花と謎の契約を結ぶことになってしまった......。

スポット

『中二病でも恋がしたい！』の代表的なスポットは、日野町の旧鎌掛小学校です。

登場人物たちが通う銀杏学園のモデルとなっており、一般向けに解放されています。また、京阪電車が通る駅も、作中でよく登場する舞台です。

ちはやふる（大津市）

『ちはやふる』は2007年から2022年まで連載されていた漫画が原作です。2011年からはマッドハウス制作によるTVアニメも放送されました。

一部、滋賀県の大津市が舞台となっています。

作品概要

あらすじ

高校生になった千早は、幼馴染である太一と一緒にかるた部を設立することに。それは、小学校の頃にかるたを教えてくれた新と再会するためだった。

とにかく熱い競技かるたの物語が始まる。

スポット

『ちはやふる』のテーマである競技かるたの全国大会開催地が近江神宮です。
まさに、競技かるたの聖地。通常の神社に比べて朱色がとても鮮やかなのが魅力的です。

曇天に笑う（大津市）

2011年から2013年まで『月刊コミックアヴァルス』で連載されていた『曇天に笑う』は、琵琶湖が舞台となっています。

作品概要

あらすじ

明治時代、急速な西欧化に伴い、政府に反抗する人々が増え、監獄が囚人で埋まるようになる。

そこで政府は、滋賀県琵琶湖に日本最大の監獄・獄門処を設置することに。その監獄の橋渡し人を務める曇家の三兄弟の冒険劇が始まる。

スポット

『曇天に笑う』は琵琶湖が舞台となっています。

特に曇三兄弟が多くの時間を過ごす神社は、大津市の唐崎神社がモデルです。
近江八景にもなっている唐崎神社からの琵琶湖の眺めはとても気持ちの良いものとなっています。

やがて君になる（彦根市）

『やがて君になる（以下、やが君）』は2015年から2019年まで『月刊コミック電撃大王』で連載されていた漫画が原作です。

滋賀県彦根市が舞台となっています。

作品概要

あらすじ

恋がよくわからないことで悩みを抱える小糸侑は、仲の良い男子に告白されてから返事ができずにいた。

そんな頃に出会った生徒会役員・七海燈子は、誰に告白されても好きになることができないと言う。

そんな二人は同じような悩みを打ち明ける仲になったが、すると七海燈子が唐突に「私、君のこと好きになりそう」と告げるように......。

スポット

『やが君』は彦根市が舞台です。作中に登場する高校のモデルは彦根東高校。

また、最寄駅は彦根駅がモデルで、周辺の街並みも彦根駅周辺がモデルとなっています。
もし聖地巡礼する際は、彦根東高校の在校生に十分配慮するようにしましょう。

有頂天家族（大津市）

森見登美彦の小説が原作である『有頂天家族』は、2013年からTVアニメが放送。P.A.WORKSがアニメ制作を担当しました。

『有頂天家族』は京都が主な舞台ですが、一部、滋賀県の大津市も舞台となっています。

作品概要

あらすじ

狸と天狗が人に化けて暮らす街・京都の下鴨神社に暮らす下鴨家の大黒柱だった総一郎は、ある日、狸鍋にされてしまう。

残された四兄弟の中で最も父の血を色濃く継いだ三男の矢三郎は、「面白く生きる」をモットーに、退屈することのない毎日を送っていた......。

スポット

TVアニメ2期で、大津市の琵琶湖疏水（びわこそすい）や琵琶湖大橋が登場しました。

また、TVアニメ1期のEDテーマで、琵琶湖なぎさ公園のような湖のほとりが登場しています。
どちらにせよ、まずは琵琶湖のほとりを訪れてみるといいでしょう。京都からのアクセスも抜群です。

まとめ

滋賀県を舞台にしている作品は、やはり琵琶湖を舞台にすることが多いようです。また、『有頂天家族』と『けいおん！』は京都での聖地巡礼も必須です。

ただし、京都から滋賀はアクセスがしやすいので、一度にまとめて京都・滋賀の聖地巡礼を実施してみてはいかがでしょうか。

＜参考＞

TBSアニメーション・けいおん！公式ホームページ

TVアニメ『中二病でも恋がしたい！』公式サイト

TVアニメ「ちはやふる3」

TVアニメ「曇天に笑う」公式サイト

TVアニメ「やがて君になる」公式サイト

TVアニメ「有頂天家族」公式サイト

たまぽん通信編集部：てるくん

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