2023/09/19
岐阜県
『やくならマグカップも』聖地巡礼スポット11選!舞台となった岐阜県多治見市を紹介
陶芸をテーマにした青春ストーリーが人気のアニメ『やくならマグカップも』。
本作は岐阜県多治見市を舞台にした物語で、作中には市内に実在するスポットが多数登場しています。
この記事では、岐阜県多治見市に点在する『やくならマグカップも』の聖地巡礼スポットを11か所紹介!
作品の世界観を体験できる聖地へ、ぜひ足を運んでみてくださいね。
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『やくならマグカップも』作品概要
・制作会社 日本アニメーション
・監督 神谷 純(かみや じゅん)
・脚本 荒川 稔久(あらかわ なるひさ)
・キャラクターデザイン 吉岡 彩乃(よしおか あやの)
・放送期間 第1期:2021年4月~6月 第2期:2021年10月~12月
・話数 各期全12話
・PV TVアニメ&実写「やくならマグカップも」アニメ本PV
ファンからは「やくも」という愛称で親しまれている『やくならマグカップも』。
本作は、2012年にフリーコミックという形で発表され、2021年にはテレビアニメ化されました。
アニメは、前半15分がストーリー仕立ての本編パート・後半15分がメインキャラの声優が出演する実写パートと、2部に分かれているのが特徴です。
しかし、前半・後半ともに舞台は多治見市となっており、アニメと実写の両面から市の魅力を伝える内容になっています。
『やくならマグカップも』あらすじ
東京出身の高校1年生・豊川姫乃(とよかわ ひめの)は、幼いころに母を亡くし父と2人暮らし。
父が脱サラしたことをきっかけに、姫乃は亡き母の故郷である岐阜県多治見市に引っ越すことになりました。
母も通っていた高校・織部学園に通いだした姫乃はある日、クラスメイトの久々梨三華(くくり みか)に誘われ、陶芸部を訪れます。
そこで母が実は「伝説の陶芸家」であったことを知り、陶芸に興味を持った姫乃。
姫乃は、青木十子(あおき とおこ)や成瀬直子(なるせ なおこ)、三華たち陶芸部の仲間たちとともに、どんどん陶芸の世界へ引き込まれていきます。
『やくならマグカップも』は岐阜県多治見市の町おこしの一環
アニメ制作では、作品構想が生まれてから舞台となる町を探すのが一般的です。
しかし『やくならマグカップも』は、岐阜県多治見市の町おこしの一環として生まれた作品のため、異色の誕生秘話を持っています。
2010年、岐阜県多治見市で町おこしプロジェクトが始動。
プロジェクトの発起人である小池和人(こいけ かずと)さんは、東京ディズニーランドの総合プロデューサーだった堀貞一郎(ほり ていいちろう)さんに「どうすれば多治見市がもっと盛り上がるか」と相談したといいます。
そこで堀さんから「人を集めるには物語が必要」とアドバイスされた小池さんは「キャラクターとマンガ(物語)を通じて、街や産業を楽しんでもらおう」と考えました。
そして、小池さんの原案をもとに漫画家の梶原おさむ(かじわら おさむ)さんが作画して生まれた作品が『やくならマグカップも』です。
『やくならマグカップも』は2012年からフリーコミックという形で発行され、地元住民を中心にじわじわとファンを獲得。
しかし、以後9年近くは「多治見市のローカルコンテンツ」という枠から出られず、一般的な知名度はそこまで高くありませんでした。
まさかのアニメ化で大盛り上がり
ですが2019年末、一気にスケールの大きな提案が小池さんのもとに舞い込みます。
アニメ制作会社の日本アニメーションから「やくもをアニメ化しないか」と持ちかけられたのです。
日本アニメーションには、中学時代から『やくならマグカップも』のファンだった多治見市出身の社員がおり、制作会議に企画を上げたことでアニメ化の話が浮上しました。
『やくならマグカップも』を全国的に人気のあるコンテンツにしたいと考えていた小池さんはアニメ化の提案を承諾し、自身も制作委員会に加わり全面協力という形で支援。
アニメになったことで『やくならマグカップも』は一気に知名度と人気が急上昇し、多治見市に聖地巡礼しにくるファンも増えました。
また、多治見市は聖地巡礼に訪れるファンを歓迎しており、市内のさまざまな場所でメインキャラクターたちのポスターやグッズなどを見ることができますよ!
『やくならマグカップも』聖地巡礼スポット11選
ここからはアニメ『やくならマグカップも』に登場する、岐阜県多治見市の聖地巡礼スポットを紹介していきます!
多治見駅
多治見駅は、OP背景として登場した駅です。
OPでは、駅にある巨大な美濃焼陶壁「ひびきあう声」や、駅の南口が登場していましたね!
「ひびきあう声」は有名な陶芸家・七代 加藤幸兵衛(かとう こうべえ)の作品で、やくもファン必見のフォトスポットとなっています。
多治見駅はOP以外にも、作中の背景としてよく登場していた場所なので、駅構内や周辺を散策するのがおすすめです。
住所:〒507-0037 岐阜県多治見市音羽町2丁目
虎渓用水広場(こけいようすいひろば)
虎渓用水広場は、多治見駅北口近くにある公園です。
4話で姫乃たちは虎渓用水広場のテラスでお茶をしていました。
自然豊かな虎渓用水広場には、天気がいいとキッチンカーが多数出ており、聖地巡礼中のちょっとした休憩にもピッタリ!
なお、虎渓用水広場近くにある「多治見市役所駅北庁舎」には『やくならマグカップも』のキャラクターパネルが設置されているので、気になる方はぜひ見に行ってみてください。
住所:〒507-0037 岐阜県多治見市音羽町1丁目229(虎渓用水広場)
〒507-0037 岐阜県多治見市音羽町1丁目233(多治見市役所 駅北庁舎)
多治見ながせ商店街
多治見ながせ商店街は、2話に登場した商店街です。
作中では分岐点から見えるモザイクアートやかっぱ広場が登場し、インパクトがありましたよね。
モザイクアートやかっぱ広場のオブジェはアニメとほとんど同じ姿で、一見の価値あり!
また、商店街には『やくならマグカップも』のキャラクターポップやグッズなどを設置しているお店も多く、店舗を見て回るだけでも楽しい時間が過ごせるでしょう。
住所:〒507-0033 岐阜県多治見市本町3丁目 ながせ通り
多治見橋
多治見橋は、キャラクターたちの登下校シーンでよく登場した場所です。
OPでも登場し、姫乃と直子が仲良さそうに歩く姿が印象的でした。
特徴的な形の街灯もアニメそのままで『やくならマグカップも』の世界に迷い込んだかのような気持ちになれるスポットです。
住所:〒507-0831 岐阜県多治見市本町
IRISE antique(イリゼ アンティーク)
IRISE antiqueは、姫乃の自宅兼・彼女の父が営むカフェ「ときしろう」のモデルとなったアンティーク店です。
古民家をリノベーションして作られた店内は、1階がアンティークショップ、2階がギャラリーになっています。
おしゃれなアイテムが多数取り揃えられているので、お土産探しにもうってつけです。
住所:〒507-0033 岐阜県多治見市本町6丁目61-1
たこ焼きSHOPぺたん
たこ焼きSHOPぺたんは、OPで陶芸部の顧問・小泉真美(こいずみ まみ)先生が立っていた場所です。
多治見高校のすぐ近くにあることから学生に人気があります。
お手頃価格でおいしいたこ焼きが食べられるので、聖地巡礼中に小腹が空いたときにもおすすめ。
住所:〒507-0804 岐阜県多治見市坂上町1丁目28
水月窯(すいげつがま)
水月窯は、織部学園陶芸部部室の外観モデルとなった場所です。
人間国宝にも選ばれた美濃焼陶芸家・荒川豊藏(あらかわ とよぞう)さんの「心やすらぎなごむ家庭用の器を」をモットーに開窯された水月窯は、多治見市の無形文化財にも指定されています。
内部の造りはアニメと異なりますが、事前連絡を入れれば中を見学することもできますよ!
住所:〒507-0014 岐阜県多治見市虎渓山町7丁目14
虎渓公園(こけいこうえん)
虎渓公園は、OPのラストで陶芸部員たちが駆け上がっていた展望台がある場所です。
また、虎渓公園の展望台はアニメ後編の実写パートにも登場し、メインキャラの声優さんたちが多治見市の街並みをバックに写真撮影していました。
桜の名所でもあり、春のお花見シーズンに行くのもおすすめです。
住所:〒507-0028 岐阜県多治見市弁天町3丁目40-1
岐阜県立多治見北高校
岐阜県立多治見北高校は、姫野たちが通う高校・織部学園のモデルです。
虎渓公園の近くにあるので、聖地巡礼する際は一緒に巡るといいでしょう。
ただし、生徒たちは勉強や部活に励んでいるので、聖地巡礼する際はマナーを守ってくださいね。
住所:〒507-0022 岐阜県多治見市上山町2丁目49
富士アイス
富士アイスは、2話で登場したソフトクリームと大判焼きが人気のお店です。
大判焼きは「じまんやき」といい、アニメでは姫乃たちもおいしそうに食べていましたよね!
テイクアウトでき食べ歩きにもピッタリなので、ぜひ聖地巡礼しながら食べてみてください。
住所:〒507-0033 岐阜県多治見市本町2丁目53
古民家koyakoya
古民家koyakoyaは、直子の家が営む美容室「ビューティーサロンなるせ」のモデルです。
かつては「サロンド・マミー」という美容室でしたが、今はカフェやショップなどが入った複合施設となっています。
内部はアニメとは違いますが外観の再現度は高く、今にも店先から直子が出てきそうな雰囲気がありますよ。
住所:〒507-0033 岐阜県多治見市本町6丁目
まとめ
アニメ『やくならマグカップも』に登場する聖地を11か所紹介しました。
本作の聖地は岐阜県多治見市に集中しており、1日でたくさんのスポットを巡れるため満足感があります。
また、至るところに美濃焼が並ぶショップやギャラリーがあり、聖地巡礼しながら日本の伝統に触れられるところも魅力です。
『やくならマグカップも』の世界観にどっぷり浸れる聖地・岐阜県多治見市へ、ぜひ行ってみてくださいね。
<参考>
地方から生まれたアニメプロジェクト(前編)──『やくならマグカップも』に懸けた約10年:ひとまち結び
アニメ「やくも」の舞台裏【前編】 - ITmedia ビジネスオンライン
たまぽん通信編集部:ごとう ゆき
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