2023/11/30
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蔵元直送! 日本三大杜氏(とうじ)と名高い『南部杜氏』が作る、岩手の『濃厚甘口』な日本酒おすすめ10種
2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、海外からの注目度も上昇中です。実は、2020年度の清酒の輸出金額はコロナ禍にも関わらず増加しています。
そんな日本酒が、何からできているか知っていますか?
日本酒の基本的な原料は、米・水・米麹です。
地域ごとに味わいの特徴も異なり、日本各地で様々な味を楽しむことができます。
この記事では、「米どころ・水どころ・酒どころ」と三拍子揃った岩手県のおすすめ日本酒10種類をご紹介します。
『南部杜氏(なんぶとうじ)』発祥の岩手県で作られる日本酒ってどんな味?
各酒蔵に一人しかいない酒造りの最高責任者「杜氏(とうじ)」。
酒造りのリーダーである杜氏は、日本酒製造の全行程に目を配る、日本酒造りのプロフェッショナルです。いいお酒ができるかどうかは杜氏の技術にかかっています。
新潟県の「越後杜氏(えちごとうじ) 」
兵庫県の「丹波杜氏(たんばとうじ)」
岩手県の「南部杜氏」
この三つを日本三大杜氏と呼び、岩手県の南部杜氏は日本で一番大きい杜氏集団です。
岩手県の石鳥谷町(いしどりやちょう)が「南部杜氏の里」といわれており、南部杜氏は全国の酒蔵で活躍しています。
岩手県の日本酒には、南部杜氏の歴史ある技を受け継いだ『濃醇甘口』な味わいの銘酒が数多くあり、多くの人から愛されています。
日本酒の8割は水からできている⁈ 岩手の名水で作られた人気の日本酒6選
日本酒は8割が水分。製造している最中にも水を大量に使用するため、多くの水が必要と言われています。
この章では、岩手の美味しい水を使用して日本酒を作る酒蔵と、その製品を紹介します。
1つ目は「有限会社 月の輪酒造店」です。
月の輪酒造店は日本では数少ない女性杜氏の蔵。「企業としてではなく 家業として」を理念に130年もの間、日本酒造りを行っています。
水は、北上川の伏流水と言われている蔵内の井戸水を使用しています。
直売店では砂糖を使わず米麹で作られたジェラートも販売中。日本酒だけでなくジェラートにも注目です!
蔵のおすすめ日本酒は『大吟醸 月の輪』。
酒米の王様と呼ばれる『山田錦』を使用して作られた日本酒で、すっきりとした含み香と味わいを持っています。前菜やシーフードサラダと食べるのがおすすめです。
tamaponGiftでは、鑑評会用に作られ一般販売されていないレアな『大吟醸 月の輪』も取り扱っているので、ぜひチェックしてください!
2つ目は「株式会社 あさ開(あさびらき)」です。
おすすめの日本酒は『あさ開 純米大吟醸 磨き五割』。
酒米の王様『山田錦』を50%まで磨きあげ、大慈清水を使用し作られた大吟醸酒です。
「卓越した技能者(現代の名工)」や「黄綬褒章(おうじゅほうしょう)」を受賞した杜氏、藤尾 正彦氏が作る『あさ開』は全国新酒鑑評会で23回も金賞を受賞し、高い評価を受けています。
ふくよかな含み香と純米つくりの深い味わいが生きた純米大吟醸となっています。
3つ目は「上閉伊酒造(かみへいしゅぞう)株式会社」です。
米とホップの生産地・岩手県遠野市(とおのし)で、日本酒だけでなくビールも製造しています。日本酒はもちろんビールにも水が重要となりますが、共に仕込水に六角牛山の伏流水を使用し製造しています。
おすすめの日本酒は『國華の香(こっかのかおり)大吟醸』。
世界最大規模の酒類のコンペティションで「お酒のオリンピック」とも呼ばれるインターナショナルワインチャレンジ(IWC)2020のSAKE部門にてゴールドメダルを受賞し、海外から高い評価を受けています。
酒米の王様『山田錦』を40%まで磨き、丹念に仕込んだ大吟醸酒。アルコール添加酒ならではのキレがあり、飲み飽きの来ないキリっとした仕上がりのお酒です。
4つ目は「菊の司(きくのつかさ)酒造株式会社」です。
中津川の伏流に湧く水を井戸で汲み上げ、仕込水として利用しています。適度なミネラル分を含みながらも水質は軟水。お米の味わいを引き出し、丁寧に低温発酵させることができるそうです。おすすめの日本酒は『てづくり七福神純米大吟醸』と『七福神 壽(ことぶき) 純米吟醸酒』。
『てづくり七福神』はまだ大吟醸酒の市販品がない1966年に、他に先駆けて発売されたロングセラーの日本酒です。岩手県産の『吟ぎんが』を使用して低温熟成させ搾り、無濾過ビン詰めしています。辛口のすっきりした味わいで、シンプルな料理に合わせてお楽しみいただけます。
『七福神 壽 純米吟醸酒』は名前にことぶきが入っているように、ハレの日に飲んでいただきたい日本酒です。飲み心地の良さを徹底的に追求し、渋味・酸味・苦味を含めた味わいの立体感と旨味のバランスを重視して作られています。
岩手の最上級酒米『結の香(ゆいのか)』から作られたレアな日本酒4品
日本酒づくりで使われる米は「日本酒原料米」と呼ばれ、日本で栽培される米のうちわずか2~3%程度しか栽培されていません。
更に日本酒製造に適している、いくつかの条件をクリアした「酒造好適米(しゅぞうこうてきまい)」は、全体のわずか1%程度で、育成にも収穫にも大変手間がかかります。
岩手県には『吟ぎんが』『ぎんおとめ』という酒造好適米がありますが、「大吟醸にも使用できる、酒米の王様『山田錦』にも匹敵する米が欲しい」という声を受け、10年以上かけて作られた米が酒米『結の香』です。
大吟醸酒は精米歩合50%以下で、原材料となるお米を50%以上磨く必要があります。精米時・醸造時に砕けない『結の香』は、大吟醸用にぴったりなのです。
この『結の香』から、いかに澄んだ旨味を引き出すのか。
各酒蔵で南部杜氏が腕をふるい、つくられたレアな大吟醸酒をご紹介します。
1つ目は『あさ開(あさびらき) 純米大吟醸酒』です。
岩手の酒米『結の香』を40%まで磨き、作られた純米大吟醸酒です。米と米麹を使用して作られているため、雑味が少なくスッキリとした飲みやすさでありながら、柔らかな香りと澄んだ味わいとなっています。特に日本料理との相性が抜群でお刺身や山菜の天ぷらなどと合わせて食べるのがおすすめです。
2つ目は、瞬間凍結酒『純米大吟醸 遠野40』と『特別純米酒 遠野60』です。
こちらはなんと生酒!通常の日本酒は品質安定のために「火入れ」という熱処理を施して出荷されますが、こちらの2品は搾りたての日本酒を特殊な技術で急速凍結し、風味や味わいをそのままに閉じ込めているのです。
果実を感じさせる華やかな香りと甘さと酸味のバランスが取れた味わいが特長。冷やして飲んでもよし、ぬる燗で楽しんでもよしの、おすすめ商品です。
3つ目は『杜氏の隠し酒2020結の香』です。
『結の香』を40%まで磨き上げ、南部杜氏がつきっきりで醸し上げた渾身の純米大吟醸を、無圧絞りでそのまま瓶に詰めた大吟醸酒です。
もろみ(日本酒になる前段階の液体)を1本1本袋に入れて吊るし、滴り落ちるしずくを集めて作られた至極の一品で、エレガントでフルーティな香味を持ちながら、するりとした飲み心地。しっかりと冷やして飲むのがおすすめです。
tamaponGiftでは、紹介した岩手の日本酒10種を味わうことができる『岩手めんこいテレビプレゼンツ南部杜氏発祥の地、岩手の蔵元から直送日本酒Box』を販売しています。
一般販売されていない"レア"な日本酒も取り扱い中です。
日本酒好きな友人や家族・親戚に、岩手の濃厚甘口な日本酒を送ってみませんか?
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