熊本のグルメギフトで商品を取り扱っていただいている紅蘭亭。

熊本では知らない人はいない、超有名中華料理店なんです！

今回は、そんな紅蘭亭の葉山耕司社長と第二営業部の市川和博様にお話をお伺いしました！

熊本の三大中華料理店

−−紅蘭亭は熊本の老舗中華料理店というイメージがあります！今は太平燕で特に有名ですよね。

紅蘭亭は1934年に私の祖父が中国福建省の料理人を招き熊本にオープンしました。
同年に開店した中華園と会楽園とともに、太平燕の発祥のひとつとされています。

（写真／1934年創業当時）

福建省の伝統的スープを原型に、春雨や卵、野菜を加えたものが太平燕といわれています。

元々、熊本において太平燕はちゃんぽんや皿うどんと並ぶ一般的なメニューで、
給食にも出ていたほどの身近な料理でした。

熊本のソウルフードとして秘密のケンミンショーやバナナマンのせっかくグルメ、めざましテレビなどで取り上げられるようになり、馬刺しや辛子蓮根などと並ぶ熊本名物となりました。

現在は観光スポットのひとつとして、国内外から多くのお客様にお越しいただいています。

紅蘭亭の太平燕５つのこだわり

−−JAL国際線の機内食としても採用されたという紅蘭亭の太平燕。そのおいしさの秘訣やこだわりを教えてください！

1. 鶏ガラ＋とんこつのWスープ

紅蘭亭のスープは鶏ガラスープととんこつを1:1でブレンドしています。
とんこつを加えることで、スープのコクがUP。
キャベツを使用し、その甘味でバランスをとっています。

2. 緑豆はるさめ

時間が経っても伸びにくい緑豆デンプン質のはるさめを使用。
ほどよくスープと絡み、ずっと美味しい食感が続きます。

3. 揚げ卵

卵を入れるのがルールとされる太平燕。茹で卵や煮卵を入れるお店もありますが、紅蘭亭は茹で揚げ卵を使用。
表面が虎の模様のように見えることから虎皮蛋（フーヒータン）と呼ばれています。
これがコクのあるスープとからんでおいしいですよ。

4. 最大火力で炒める

スープで具材を茹でるのではなく、具材を最大火力で炒めてからスープを加え、
旨味を引き出しています。

5. 鉄分も摂れる金針菜

金針菜(キンシンサイ) とはユリの花のつぼみを乾燥させたもの。
この珍しい食材を加えることで、鉄分とほのかな甘みをプラスしています。

 料理人手作りのそのまま味を

−−今回たまぽんギフトに提供いただいた商品の中で、一番のおすすめは何ですか？

やはり、太平燕ですね。全国に広めるにあたり、いろいろ試作を重ね、
「厨房からおいしさをそのままお届けしたい」と現在の冷凍販売の形となりました。

機械ではなく、職人が調理場で作った太平燕をそのまま冷凍。

他の餃子や肉まんも職人がひとつひとつ手包みしています。

紅蘭亭のお店そのままの味をお届けしたいと思っております。

音楽など熊本の文化活動にも貢献

−−ご自身もサックス奏者であり、食文化のみならず熊本の芸術文化にも尽力されていらっしゃいますよね。熊本市中心市街地の路上で生の演奏が聴けるなんて、ありがたいです。

熊本のまちなかに気軽に体験出来る音楽や表現活動をと2002年に発足した「Street Art-plex熊本」。
その実行委員長として、Jazzやクラシックなどさまざまなパファーマンスアートのイベントを企画、運営しています。

公式ホームページ（https://artplex.jp/）

本店6階にはグランドピアノのあるコンサートホールも完備。県内外のアーティストによるコンサートを開催しています。

九州熊本に根付いた「九州菜」をお届けしていきたい

−−今後の展望はどのようなものですか？

太平燕のおいしさを広めるため、もっと販路を増やしていきたいですね。

味とこだわりを守りつつ、インスタントの太平燕も開発中です。

コロナ前の紅蘭亭に業績を戻していくという目標もありますが、お客さまのおかげで達成しつつあります。ありがとうございます。

太平燕はお肉や野菜などのバランスがとてもいい健康食でもあります。

これからも、紅蘭亭は熊本に根ざした、九州の中で定着した中華料理を提供し続けます。

以上、紅蘭亭のおいしさの秘密や思いについてインタビューさせていただきました。

販路を増やしつつも手作りをつらぬく姿勢など、紅蘭亭とその料理への愛を強く感じました。

紅蘭亭の一番人気は太平燕ですが、酢豚やエビチリ、皿うどんなど他のお料理も絶品です。

そして、熊本県内でSWISSという洋菓子店も展開されています。

こちらもおいしいので、熊本に来た際は紅蘭亭でランチを食べて、
SWISSでティータイムなどいかがですか？

紅蘭亭さんの商品が当たるたまぽんギフトはこちら

熊本の厳選食材BOX　https://tamapongift.com/products/detail/73

熊本のうまいものギフト　https://tamapongift.com/products/detail/78

ライター：たまぽんギフト熊本担当　嘉悦なつ美